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2011-12-19 07:13:44時点のリビジョン5
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編集者: masahiko
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2011-12-19 07:15:10時点のリビジョン6
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編集者: masahiko
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=== 代入文を使う ===

面積を求める問題はつぎのようでした。
 . {{attachment:menseki3a.png}}
赤で示した長方形を考え
 . {{attachment:menseki3b.png}}
a - b - c + d として計算することにします。

 . 長方形 a の面積は (8 + 6) * (6 + 6 + 5)
 . 長方形 b の面積は 8 * 5
 . 長方形 c の面積は 3 * 4
 . 半円 d の面積は 6 * 6 * 3.1416 / 2
で求めることができます。

この計算は式のとおりに
 {{{
(8 + 6) * (6 + 6 + 5)
8 * 5
3 * 4
6 * 6 * 3.1416 / 2
 }}}
と書けば表すことができますが、計算結果をあとで利用するためには「名前」をつけておく必要があります。

これには「代入文」を使います。
名前は上の図と同じ a, b, c, d を使うことにすると
 {{{
a = (8 + 6) * (6 + 6 + 5);
b = 8 * 5;
c = 3 * 4;
d = 6 * 6 * 3.1416 / 2;
 }}}
と書けます。

a, b, c, d の値が分かっていれば、面積は a - b - c + d で表せます。
面積にも menseki と「名前」をつけることにすると、この計算は
 {{{
menseki = a - b - c + d;
 }}}
という代入文になります。

最後に、結果を表示するための print文を追加すればプログラムの完成です。
 {{{
a = (8 + 6) * (6 + 6 + 5);
b = 8 * 5;
c = 3 * 4;
d = 6 * 6 * 3.1416 / 2;
menseki = a - b - c + d;
print ( '面積は', menseki, 'です' );
 }}}
プログラムは1行目から順に実行されます。
 . 1行目から4行目でa,b,c,dの値が計算され、記憶されます。
 . 5行目ではそれらの値を用いて面積を計算し、mensekiに記憶します。
 . 6行目では求まった(記憶されている)値を表示します。

1~4行目の順序は変わってもかまいませんが、
その後の5行目、6行目はこの順でないと困ります。

実際にエディタを使ってプログラムを入力し、load命令を使って実行して確かめましょう。

代入文

プログラムで最も多く使われる文が代入文です。 代入文の書き方は

  • namae2.png

です。

「式の値を計算し、結果に名前をつける」と説明したものと同じです。 「式の値を計算し、名前で示された変数に代入する」という言い方をすることもあります。

数値リテラルも式の一種です。 演算をしていなくてもリテラル1つだけを式の部分に書いた形の代入文も可能です。


代入文 (最終更新日時 2011-12-19 07:16:58 更新者 masahiko)