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#acl All: | |
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=== 代入文を使う === | === 数の演算 === |
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面積を求める問題はつぎのようでした。 画像 赤で示した長方形を考え 画像 a - b - c + d として計算することにします。 |
演算記号を用いた数の演算は ECMAscriptでは5種類あります。 |
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長方形 a の面積は (8 + 6) * (6 + 6 + 5) 長方形 b の面積は 8 * 5 長方形 c の面積は 3 * 4 半円 d の面積は 6 * 6 * 3.1416 / 2 で求めることができます。 |
加算 . たし算は + で表します。 {{{ js> 2 + 3 5 }}} |
行 30: | 行 26: |
この計算は式のとおりに (8 + 6) * (6 + 6 + 5) 8 * 5 3 * 4 6 * 6 * 3.1416 / 2 と書けば表すことができますが、計算結果をあとで利用するためには「名前」をつけておく必要があります。 |
減算 . ひき算は - で表します。 {{{ js > 10 - 3 7 }}} |
行 37: | 行 33: |
これには「代入文」を使います。 名前は上の図と同じ a, b, c, d を使うことにすると a = (8 + 6) * (6 + 6 + 5); b = 8 * 5; c = 3 * 4; d = 6 * 6 * 3.1416 / 2; と書けます。 |
乗算 . かけ算は * で表します。 {{{ js> 4 * 2 8 }}} |
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a, b, c, d の値が分かっていれば、面積は a - b - c + d で表せます。 面積にも menseki と「名前」をつけることにすると、この計算は menseki = a - b - c + d; という代入文になります。 |
除算 . わり算は / で表します。 {{{ js> 12 / 4 3 js> 12 / 5 2.4 }}} |
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最後に、結果を表示するための print文を追加すればプログラムの完成です。 a = (8 + 6) * (6 + 6 + 5); b = 8 * 5; c = 3 * 4; d = 6 * 6 * 3.1416 / 2; menseki = a - b - c + d; print ( '面積は', menseki, 'です' ); |
剰余 . 余りを求める演算を % で表します。 {{{ js> 10 % 3 1 js> 1.9 % 0.5 0.399999999 }}} ---- |
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プログラムは1行目から順に実行されます。 1行目から4行目でa,b,c,dの値が計算され、記憶されます。 5行目ではそれらの値を用いて面積を計算し、mensekiに記憶します。 6行目では求まった(記憶されている)値を表示します。 |
=== 演算の順序 === |
行 63: | 行 61: |
1~4行目の順序は変わってもかまいませんが、 その後の5行目、6行目はこの順でないと困ります。 |
+ - より * / % の方が先に計算されます。 {{{ js> 2 + 3 * 5 17 }}} 3*5 が先に計算され、その結果の15が2に加えられ、答は17になります。 2+3を先に計算したいときは括弧をつかって . (2+3) * 5 と書きます。 |
行 66: | 行 71: |
実際にエディタを使ってプログラムを入力し、load命令を使って実行して確かめましょう。 | + - がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。 {{{ js> 6 - 2 + 3 7 }}} * / % がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。 {{{ js> 10 / 2 * 3 15 js> 3 * 5 % 2 1 }}} |
代入文
プログラムで最も多く使われる文が代入文です。 代入文の書き方は
です。
「式の値を計算し、結果に名前をつける」と説明したものと同じです。 「式の値を計算し、名前で示された変数に代入する」という言い方をすることもあります。
数値リテラルも式の一種です。 演算をしていなくてもリテラル1つだけを式の部分に書いた形の代入文も可能です。
数の演算
演算記号を用いた数の演算は ECMAscriptでは5種類あります。
加算
- たし算は + で表します。
js> 2 + 3 5
減算
- ひき算は - で表します。
js > 10 - 3 7
乗算
- かけ算は * で表します。
js> 4 * 2 8
除算
- わり算は / で表します。
js> 12 / 4 3 js> 12 / 5 2.4
剰余
- 余りを求める演算を % で表します。
js> 10 % 3 1 js> 1.9 % 0.5 0.399999999
演算の順序
+ - より * / % の方が先に計算されます。
js> 2 + 3 * 5 17
3*5 が先に計算され、その結果の15が2に加えられ、答は17になります。 2+3を先に計算したいときは括弧をつかって
- (2+3) * 5
と書きます。
+ - がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。
js> 6 - 2 + 3 7
* / % がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。
js> 10 / 2 * 3 15 js> 3 * 5 % 2 1