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location: "代入文"の差分
2と7のリビジョン間の差分 (その間の編集: 5回)
2011-12-08 01:17:46時点のリビジョン2
サイズ: 2485
編集者: masahiko
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2011-12-19 07:16:58時点のリビジョン7
サイズ: 1648
編集者: masahiko
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行 1: 行 1:
#acl All:
行 16: 行 15:
=== 代入文を使う === === 数の演算 ===
行 18: 行 17:
面積を求める問題はつぎのようでした。
画像
赤で示した長方形を考え
画像
a - b - c + d として計算することにします。
演算記号を用いた数の演算は ECMAscriptでは5種類あります。
行 24: 行 19:
長方形 a の面積は (8 + 6) * (6 + 6 + 5)
長方形 b の面積は 8 * 5
長方形 c の面積は 3 * 4
半円 d の面積は 6 * 6 * 3.1416 / 2
で求めることができます。
加算
 . たし算は + で表します。
 {{{
js> 2 + 3
5
 }}}
行 30: 行 26:
この計算は式のとおりに
(8 + 6) * (6 + 6 + 5)
8 * 5
3 * 4
6 * 6 * 3.1416 / 2
と書けば表すことができますが、計算結果をあとで利用するためには「名前」をつけておく必要があります。
減算
 . ひき算は - で表します。
 {{{
js > 10 - 3
7
 }}}
行 37: 行 33:
これには「代入文」を使います。
名前は上の図と同じ a, b, c, d を使うことにすると
a = (8 + 6) * (6 + 6 + 5);
b = 8 * 5;
c = 3 * 4;
d = 6 * 6 * 3.1416 / 2;
と書けます。
乗算
 . かけ算は * で表します。
 {{{
js> 4 * 2
8
 }}}
行 45: 行 40:
a, b, c, d の値が分かっていれば、面積は a - b - c + d で表せます。
面積にも menseki と「名前」をつけることにすると、この計算は
menseki = a - b - c + d;
という代入文になります。
除算
 . わり算は / で表します。
 {{{
js> 12 / 4
3
js> 12 / 5
2.4
 }}}
行 50: 行 49:
最後に、結果を表示するための print文を追加すればプログラムの完成です。
a = (8 + 6) * (6 + 6 + 5);
b = 8 * 5;
c = 3 * 4;
d = 6 * 6 * 3.1416 / 2;
menseki = a - b - c + d;
print ( '面積は', menseki, 'です' );
剰余
 . 余りを求める演算を % で表します。
 {{{
js> 10 % 3
1
js> 1.9 % 0.5
0.399999999
 }}}
----
行 58: 行 59:
プログラムは1行目から順に実行されます。
1行目から4行目でa,b,c,dの値が計算され、記憶されます。
5行目ではそれらの値を用いて面積を計算し、mensekiに記憶します。
6行目では求まった(記憶されている)値を表示します。
=== 演算の順序 ===
行 63: 行 61:
1~4行目の順序は変わってもかまいませんが、
その後の5行目、6行目はこの順でないと困ります。
+ - より * / % の方が先に計算されます。
 {{{
js> 2 + 3 * 5
17
 }}}
3*5 が先に計算され、その結果の15が2に加えられ、答は17になります。
2+3を先に計算したいときは括弧をつかって
 . (2+3) * 5
と書きます。
行 66: 行 71:
実際にエディタを使ってプログラムを入力し、load命令を使って実行して確かめましょう。 + - がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。
 {{{
js> 6 - 2 + 3
7
 }}}
* / % がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。
 {{{
js> 10 / 2 * 3
15
js> 3 * 5 % 2
1
 }}}

代入文

プログラムで最も多く使われる文が代入文です。 代入文の書き方は

  • namae2.png

です。

「式の値を計算し、結果に名前をつける」と説明したものと同じです。 「式の値を計算し、名前で示された変数に代入する」という言い方をすることもあります。

数値リテラルも式の一種です。 演算をしていなくてもリテラル1つだけを式の部分に書いた形の代入文も可能です。


数の演算

演算記号を用いた数の演算は ECMAscriptでは5種類あります。

加算

  • たし算は + で表します。
    js> 2 + 3
    5

減算

  • ひき算は - で表します。
    js > 10 - 3
    7

乗算

  • かけ算は * で表します。
    js> 4 * 2
    8

除算

  • わり算は / で表します。
    js> 12 / 4
    3
    js> 12 / 5
    2.4

剰余

  • 余りを求める演算を % で表します。
    js> 10 % 3
    1
    js> 1.9 % 0.5
    0.399999999


演算の順序

+ - より * / % の方が先に計算されます。

  • js> 2 + 3 * 5
    17

3*5 が先に計算され、その結果の15が2に加えられ、答は17になります。 2+3を先に計算したいときは括弧をつかって

  • (2+3) * 5

と書きます。

+ - がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。

  • js> 6 - 2 + 3
    7

* / % がいくつか並んでいるときは左から順に計算されます。

  • js> 10 / 2 * 3
    15
    js> 3 * 5 % 2
    1

代入文 (最終更新日時 2011-12-19 07:16:58 更新者 masahiko)