カウンタを使った場合分け
止まったり、動いたり、別の動きをしたりなど、 何種類かの動きを決まった順に繰り返すスクリプトを作ります。
変数を用意する
回数を数えるために、変数を用意します。
- トンボのビューアを開き、変数を作ります。
- カウンタという名前で作成しました。
- タイプはNumberです。値が数値になっていればよい。
回数を数える
このようなスクリプトを考えます。
実行すると、 チクタク一回ごとにカウンタの値が1ずつ順に増えていきます。
通常では1秒間に8回チクタクで実行されるので、 最初にカウンタの値が1になっていたとすると、 10秒後には81になります。
10秒経ったらもとの動きにもどすために、 カウンタの値を1に戻す命令を追加しておきます。 (秒数は各自、調整してください)
カウンタの値はこのように変化します。
カウンタの値を使って場合わけをしてみましょう。
止まったり動いたり
始めの1秒は止まっていて、 その後は動く場合の書き方です。
カウンタの値は1から始まり、 1秒後に9になります。
境目の値の9と比較するテストを書きます。
はいの後ろに、カウンタの値が1~8のときの処理を書きます。
- 動かないのなら、何も書かなくてよい。
いいえの後ろに、カウンタの値が9以上のときの処理を書きます。
- 動きを書きます。
2つの場合に分ける
値aと比較して2つの処理に分ける場合
比較のテストを行い、はい、いいえのところにそれぞれの処理を書けばよい。
3つの場合に分ける
3つに分ける場合
値の小さい方から順に比較します。
- まずaと比較し、小さければ処理1を行います。
- そうでない(aより大きい)ときは、bと比較して処理2または処理3を行います。
処理2が行われるのは、aより小さいが「いいえ」で、bより小さいが「はい」のときです。
1回の比較に1つのテストタイルを使って書きます。 1番目のテストの「いいえ」の部分に2つ目のテストタイルが入った構造になります。
このスクリプトと上の図との対応を示します。
- a は 9
- b は 27
- 処理1は「なにもしない」
- 処理2は「進める」
- 処理3は「回す」
4つ以上の場合に分ける
場合が4つ以上になっても、小さい順に比較するのが分かりやすい。
3つに分けるときの書き方で、 最後の「いいえ」の部分にテストタイルを追加します。
4つに分けるには、比較が3回必要です。