ECMAscriptのデータ型
6つのデータ型があります。
- undefined
- 未定義を表す定数のようなもの。
- 定数だとするとどの型の定数?ということが問題になるが、型であれば大丈夫。
- null
- 参照先が無いことを表す定数のようなもの。
- boolean
- 論理型です。値はtrue, false のどちらかです。
- string
- 文字列型です。
- number
- 数値型です。
- object
- オブジェクトです。
- 配列もオブジェクトの1つです。
number
数値型はこの1つだけです。Cのdoubleに相当します。
演算結果として整数が必要な場合は、 切り捨てなどの関数を使って求めます。
利用できる数学的関数と定数のうち主なものはこのページに示してあります。
string
文字列です。 文字型はありません。
シングルクオート、ダブルクオートのいずれかで挟んで記述します。
- シングルクオートで挟んだときはダブルクオートを含めることもできます。
- ダブルクオートで挟んだときはシングルクオートを含めることもできます。
文字列をつなぐには文字列の演算 + を使います。
js> a = "abcde"; abcde js> b = 'xy'; xy js> c = a + "'" + b; abcde'xy
数値を文字列に変換
文字列と数値を文字列の演算 + で接続すると、 数値は文字列に変換されます。
js> x = 12+3; 15 js> kotae = 'kotae=' + x; kotae=15
文字列の演算 + と数値の演算が混在しているときは、 左から順に処理されます。
js> a = 3 + 4 + '5'; 125 js> b = '3' + 4 + 5; 345 js> c = '3' + (4+5); 320
単に、数値を文字列に変換するときは空文字列に接続します。
js> x = 12+3; 15 js> s = '' + x; 15
文字列を数値に変換
次の関数(メソッド)を使います。
parseInt
js> i = parseInt('123'); 123 js> j = parseInt('12', 8); 10
parseFloat
js> a = parseFloat('3.14'); 3.14