== ECMAscriptのデータ型 == 6つのデータ型があります。 1. undefined . 未定義を表す定数のようなもの。 . 定数だとするとどの型の定数?ということが問題になるが、型であれば大丈夫。 1. null . 参照先が無いことを表す定数のようなもの。 1. boolean . 論理型です。値はtrue, false のどちらかです。 1. string . 文字列型です。 1. number . 数値型です。 1. object . オブジェクトです。 . 配列もオブジェクトの1つです。 ---- === number === 数値型はこの1つだけです。Cのdoubleに相当します。 演算結果として整数が必要な場合は、 切り捨てなどの関数を使って求めます。 利用できる数学的関数と定数のうち主なものはこのページに示してあります。 . [[数学関数と定数]] ---- === string === 文字列です。 文字型はありません。 シングルクオート、ダブルクオートのいずれかで挟んで記述します。 . シングルクオートで挟んだときはダブルクオートを含めることもできます。 . ダブルクオートで挟んだときはシングルクオートを含めることもできます。 文字列をつなぐには文字列の演算 + を使います。 {{{ js> a = "abcde"; abcde js> b = 'xy'; xy js> c = a + "'" + b; abcde'xy }}} ---- === 数値を文字列に変換 === 文字列と数値を文字列の演算 + で接続すると、 数値は文字列に変換されます。 {{{ js> x = 12+3; 15 js> kotae = 'kotae=' + x; kotae=15 }}} 文字列の演算 + と数値の演算が混在しているときは、 左から順に処理されます。 {{{ js> a = 3 + 4 + '5'; 125 js> b = '3' + 4 + 5; 345 js> c = '3' + (4+5); 320 }}} 単に、数値を文字列に変換するときは空文字列に接続します。 {{{ js> x = 12+3; 15 js> s = '' + x; 15 }}} ---- === 文字列を数値に変換 === 次の関数(メソッド)を使います。 ==== parseInt ==== {{{ js> i = parseInt('123'); 123 js> j = parseInt('12', 8); 10 }}} ==== parseFloat ==== {{{ js> a = parseFloat('3.14'); 3.14 }}}