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location: ライティングの調整

ライティングの調整

ライティングの考え方

次の2つの点を考えるとよいでしょう。

以下に調整の例を示します。


初期状態の確認

鳥は正面向きに配置してあります。

そのままレンダリングするとこのようになります。 直方体の陰のつきかたを見ると、正面からまっすぐに光が当たっているのがわかります。

背景色が違うと物体の色の感じ方が異なります。 このため、先に背景色を指定したほうが調整しやすいのです。


平行光の調整

最初から配置されている光源の調整をします。

正面から見ると、平行光源が物体と重なっているので、近くでなにも無い位置に移動しておきます。

平行光源を回転します。

レンダリングしてみるとこのようになりました。

この光を少しだけ右または左に向けることで自然な感じになります。

やや右から当たっているようにした例です。

やや左から当たっているようにした例です。


点光源を追加する

前からの光を追加します。

レンダリングするとこんな感じです。 上方からの光(平行光)はやや左から当たっている場合です。

前からの光(点光源)を、ちょっと右にずらしました。


光源のパラメータを調整

2つ以上の光源を使う場合は、補助になる光の光量(強度)を減らします。

パラメータは光源をダブルクリックすると現れるウインドウで修正します。


応用例

これは、初期状態のままでレンダリングしたものです。 ライトは正面からの平行光です。これではせっかくの物体の立体感がわかりません。

ライトの向きを修正して斜め上から当たるように修正すると次のようになります。 物体はしっかり見えますが、テーブルの上に乗っている感じがしません。

点光源を1つ追加し、上部に配置してみました。 テーブルの上に物体の影ができ、そこにあるように見えてきました。 一方を平行光、もう一方を点光源にしていますが、 どれを使ってもかまいません。 両方とも点光源にするのが調整しやすいかもしれません。 斜め前方からと、斜め上方からの2つを使うのが基本です。

次に、光源の強さを調整しました。 光を少し弱くしました。 上では白くとんでいた壺の質感が良くわかるようになりました。

上部の光源を点光源からスポットライトに変た例です。 場合によっては面白い効果が得られます。