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引数のあるスクリプト


スクリプトの呼び出し

処理内容が多くてスクリプトが長くなるときには、 内容ごとに別のスクリプトに分けて記述し、 これを呼び出して使うことができます。

例1

とんぼのスクリプト1がこのように記述されているとき、

スクリプト1をスクリプト2の中で利用することができます。

この場合

ことに注意して下さい。

例2

カウンタを使って場合わけをした場合です。

処理内容によりスクリプトを分割しています。

記述しています。

例3

さらに場合わけを行って、ちょっとだけ異なった動作をさせる場合です。

1つの動きは

もう1つの動きは

と、回す量だけが異なっています。

共通する処理内容だけをスクリプト1の中に書き、 これをスクリプト2で利用することにすれば 次のように書けます。

しかし、これでは動きについての命令が スクリプト1とスクリプト2に分かれてしまい プログラムとしては分かりにくいものになってしまいます。


引数のあるスクリプト

呼び出される側のスクリプトに引数を追加

呼び出される側のスクリプトを表示し 右上のメニューボタンを押します。

引数を追加を選びます。

引数が追加されます。

引数の値を利用する

引数の部分をドラッグして 引数の値を利用したい箇所に 割り当てます。

このようになります。

引数のあるスクリプトの形

引数のあるスクリプトは

なっています。

同じ形式で、左の number と右の 5 が対応しているのが分かります。

引数のあるスクリプトを使う

引数のあるスクリプトは使い方がちょっと違います。

ビューアで見るとこのようになっています。

!を押すと スクリプト1:の右にある5を引数の値として 実行されます。

赤で示した箇所が対応し、 Numberと書かれている箇所が5だとして実行されます。 ただし、スクリプトがこのように変わるわけではありません。

引数の値を10に変えて実行すると

numberの箇所が10だとして実行されます。

例4

引数のあるスクリプトを使うと 例3のスクリプト2はこのように書けます。


補足

引数も変数と同様に、型を指定することができます。

よく使うのは次の3つです。