引数のあるスクリプト
スクリプトの呼び出し
処理内容が多くてスクリプトが長くなるときには、 内容ごとに別のスクリプトに分けて記述し、 これを呼び出して使うことができます。
例1
とんぼのスクリプト1がこのように記述されているとき、
スクリプト1をスクリプト2の中で利用することができます。
この場合
スクリプト2をチクタクにし
スクリプト1はノーマルにしておく
ことに注意して下さい。
例2
カウンタを使って場合わけをした場合です。
処理内容によりスクリプトを分割しています。
- スクリプト1に動きを
- スクリプト2にカウンタの処理を
記述しています。
例3
さらに場合わけを行って、ちょっとだけ異なった動作をさせる場合です。
1つの動きは
- 回す 5
- 進める 10
もう1つの動きは
- 回す -5
- 進める 10
と、回す量だけが異なっています。
共通する処理内容だけをスクリプト1の中に書き、 これをスクリプト2で利用することにすれば 次のように書けます。
しかし、これでは動きについての命令が スクリプト1とスクリプト2に分かれてしまい プログラムとしては分かりにくいものになってしまいます。
引数のあるスクリプト
- スクリプト間で値を受け渡すことができます。
- 値を渡すには引数(ひきすう)を使います。
呼び出される側のスクリプトに引数を追加
呼び出される側のスクリプトを表示し 右上のメニューボタンを押します。
引数を追加を選びます。
引数が追加されます。
引数の値を利用する
引数の部分をドラッグして 引数の値を利用したい箇所に 割り当てます。
このようになります。
引数のあるスクリプトの形
引数のあるスクリプトは
- スクリプトの上部は左のように、
- ビューアの表示は右のように
なっています。
同じ形式で、左の number と右の 5 が対応しているのが分かります。
引数のあるスクリプトを使う
引数のあるスクリプトは使い方がちょっと違います。
- 引数の値を指定して使います。
- チクタクにすることはできません。
ビューアで見るとこのようになっています。
!を押すと スクリプト1:の右にある5を引数の値として 実行されます。
赤で示した箇所が対応し、 Numberと書かれている箇所が5だとして実行されます。 ただし、スクリプトがこのように変わるわけではありません。
引数の値を10に変えて実行すると
numberの箇所が10だとして実行されます。
例4
引数のあるスクリプトを使うと 例3のスクリプト2はこのように書けます。
補足
引数も変数と同様に、型を指定することができます。
よく使うのは次の3つです。
- boolean はい/いいえ
- number 数値
- string 文字