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location: "etoys属性を条件に利用する"の差分
27と28のリビジョン間の差分
2011-05-19 07:44:12時点のリビジョン27
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編集者: masahiko
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2011-05-19 07:54:00時点のリビジョン28
サイズ: 4638
編集者: masahiko
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=== 差による判定 === === 例4 ===
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およそ図のような位置関係にあることを判定する場合。
 . {{attachment:jouken08.png}}
 . 目的の配置にしてみて、ビューアで座標を調べ差を手計算します。
  . '''いぬのx座標 - 青い丸のx座標 = 280'''
  . '''いぬのy座標 - 青い丸のy座標 = 50'''
 . 右辺の数を移項し、右辺を0にします。
  . '''いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280 = 0'''
 . 左辺を絶対値(abs関数)で囲みます。
  . '''abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) = 0'''
 . 等号を不等号に変え、右辺の0を誤差に変えます。
  . '''abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) < 15'''
 . これで誤差15以内のX方向の条件ができました。
 . 同様にY方向の条件も書けます。
 . スクリプトでは2つのテストタイルを使うことになります。

そのオブジェクトの位置を判定するには
 . x座標
 . y座標
と数値を比較する。

2つのオブジェクトの位置関係をみるには、2つのオブジェクトの
 . x座標とx座標
 . y座標とy座標
を比較する。

2つのオブジェクトの距離をみるには、
観察カテゴリにある
 . タートルへの距離
を使う。

属性を条件に利用する

これまでは重なっているかという判定を主につかってきました。

属性の値を使うと細かな条件判定を行うことができます。

属性もたくさんありますが、座標を使った条件について説明します。

数値で表されている他の属性も 同様の考え方で条件に使えるはずです。

例えば、 幾何のカテゴリには次のような属性があります。

  • jouken19.png


座標を使う

位置は座標で表されているので、座標の値を使って判定ができます。

  • ビューアでx座標の項目を表示し、項目名のところをつかんで引き出すとこのようになります。
  • jouken10.png

  • 属性値を設定するときは、矢印のところをつかんで引き出しましたが、今回はつかむところが異なります。
  • このタイルは条件(テスト)の場所や、計算式の一部分に配置することができます。

例1

  • x座標のタイルをテストの場所に配置し、数値を修正しました。
  • jouken11.png

  • いぬのx座標が200より小さいとき条件が成り立ちます。
    • はいの右に命令を記入すれば、条件が成り立つとき実行されます。

    • いいえの右に命令を記入すれば、条件が成り立たないとき実行されます。


  • Etoysの座標はこのようになっています。
    • zahyo02.png

  • いぬが色の付いた範囲内にあるとき、例1の条件が成り立ちます。
    • jouken15.png


複数の条件

ある範囲内にあるという条件の書き方。

例2

  • x座標が200より小さい

  • y座標が300より小さい

  • の2つの条件が成り立つ場合に対応します。
    • jouken16.png

  • テストタイルを2つ組み合わせて使います。
  • 1つ目のテストにx座標が200より小さいという条件を書き、

  • 1つ目のテストタイルのはいのところに2つ目のテストタイルを配置します。

  • 1つ目のテストにy座標が300より小さいという条件を書きます。

    • jouken17.png

  • 1つ目のテストが成り立つとき、対応するはいの部分が実行されます。

  • ここにもテストがあるので、さらに条件判定が行われ
  • 2つ目のテストも成り立つとき、赤で示した部分に書かれた処理が行われます。

例3

x座標が400から500の間にある、の場合も2つのテストを使って表します。

  • x座標が400より大きい

  • x座標が500より小さい


例4

犬と青い丸の横方向の位置(X座標)が近いという条件の書き方。

  • 犬にも丸にも大きさがありますが、中心座標で判定するものとします。
  • 上下位置(Y座標)は条件に含まないことにします。(上下どこでもよい)
    • jouken07.png

  • X座標の差が20より小さいとすると条件は
    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 < 20

    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 > -20

  • の2つになります。

上の例のように2つのテストタイルを使ってもできますが、関数を使って1つの条件で書くことができます。

  • 絶対値 | | を使うと1つの式に書けます。

    • |いぬのx座標 - 青い丸のx座標| < 20

  • 絶対値をとる関数は abs( ) です。

    • abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標) < 20

  • という式を作ります。

次のような形の式を作り、赤で示した2つの数の部分に、いぬのx座標 と 青い丸のx座標 を入れます。

  • jouken13.png

このようになります。演算と数値を修正します。

  • jouken14.png


条件の考え方

そのオブジェクトの位置を判定するには

  • x座標
  • y座標

と数値を比較する。

2つのオブジェクトの位置関係をみるには、2つのオブジェクトの

  • x座標とx座標
  • y座標とy座標

を比較する。

2つのオブジェクトの距離をみるには、 観察カテゴリにある

  • タートルへの距離

を使う。

etoys属性を条件に利用する (最終更新日時 2011-05-19 07:54:00 更新者 masahiko)