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location: "etoys属性を条件に利用する"の差分
19と20のリビジョン間の差分
2011-05-14 00:33:08時点のリビジョン19
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編集者: masahiko
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2011-05-14 00:33:24時点のリビジョン20
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編集者: masahiko
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== 属性条件 == == 属性条件に利用する ==

属性を条件に利用する

オブジェクトがある範囲内にあることを、どうやって判定したら良いでしょうか?

  • [添付]

これまでは重なっているかという判定をつかってきました。

  • [添付]

この方法では、2つのオブジェクトがちょっとでも触れていればはいとなりました。

  • [添付] [添付] [添付]


座標を使う

位置は座標で表されているので、座標の値を使って判定ができます。

  • ビューアでx座標の項目を表示し、項目名のところをつかんで引き出すとこのようになります。
  • jouken10.png

  • 属性値を設定するときは、矢印のところをつかんで引き出しましたが、今回はつかむところが異なります。
  • このタイルは条件(テスト)の場所や、計算式の一部分に配置することができます。

例1

  • x座標のタイルをテストの場所に配置し、数値を修正しました。
  • jouken11.png

  • いぬのx座標が200より小さいとき条件が成り立ちます。
    • はいの右に命令を記入すれば、条件が成り立つとき実行されます。

    • いいえの右に命令を記入すれば、条件が成り立たないとき実行されます。


  • Etoysの座標はこのようになっています。
    • zahyo02.png

  • いぬが色の付いた範囲内にあるとき、例1の条件が成り立ちます。
    • jouken15.png


複数の条件

図の範囲内にあるという条件の書き方。

  • x座標が200より小さい

  • y座標が300より小さい

  • の2つの条件が成り立つ場合に対応します。
    • jouken16.png

  • テストタイルを2つ組み合わせて使います。
  • 1つ目のテストにx座標が200より小さいという条件を書き、

  • 1つ目のテストタイルのはいのところに2つ目のテストタイルを配置します。

  • 1つ目のテストにy座標が300より小さいという条件を書きます。

    • jouken17.png

  • 1つ目のテストが成り立つとき、対応するはいの部分が実行されます。

  • ここにもテストがあるので、さらに条件判定が行われ
  • 2つ目のテストも成り立つとき、赤で示した部分に書かれた処理が行われます。


差による判定

犬と青い丸の横方向の位置(X座標)が近いという条件の書き方。

  • 犬にも丸にも大きさがありますが、中心座標で判定するものとします。
    • [添付]

    • [添付]

  • 上下位置(Y座標)は条件に含まないことにします。(上下どこでもよい)
    • jouken07.png

  • X座標の差が20より小さいとすると条件は
    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 < 20

    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 > -20

  • の2つになります。

上の例のように2つのテストタイルを使ってもできますが、関数を使って1つの条件で書くことができます。

  • 絶対値 | | を使うと1つの式に書けます。

    • |いぬのx座標 - 青い丸のx座標| < 20

  • 絶対値をとる関数は abs( ) です。

    • abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標) < 20

  • という式を作ります。

次のような手順で配置できます。

  • テストタイルを配置します。
  • スクリプトの道具箱から abs() を取り出し配置します。
    • [添付]

  • abs( )の中にある右向きの△をクリックします。
    • [添付]

  • 2つの数の部分に、いぬのx座標 と 青い丸のx座標 を入れます。
    • jouken13.png

  • 演算と数値を修正します。
    • jouken14.png


条件の考え方

およそ図のような位置関係にあることを判定する場合。

  • [添付]

  • 目的の配置にしてみて、ビューアで座標を調べ差を手計算します。
    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 = 280

    • いぬのy座標 - 青い丸のy座標 = 50

  • 右辺の数を移項し、右辺を0にします。
    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280 = 0

  • 左辺を絶対値(abs関数)で囲みます。
    • abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) = 0

  • 等号を不等号に変え、右辺の0を誤差に変えます。
    • abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) < 15

  • これで誤差15以内のX方向の条件ができました。
  • 同様にY方向の条件も書けます。
  • スクリプトでは2つのテストタイルを使うことになります。


幾何属性

ビューアで幾何のカテゴリをみると、X座標の他に

  • 左端
  • 右端
  • 上端
  • 下端

も属性値としてあるのがわかります。

  • jouken19.png

これらの属性を使った方が判定が簡単な場合もあります。

他の数値で表された属性は、同様に条件判定に使えます。

etoys属性を条件に利用する (最終更新日時 2011-05-19 07:54:00 更新者 masahiko)