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location: "etoys属性を条件に利用する"の差分
14と15のリビジョン間の差分
2010-06-03 12:58:54時点のリビジョン14
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編集者: masahiko
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2010-06-03 13:15:49時点のリビジョン15
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編集者: masahiko
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=== 条件の考え方 ===
およそ図のような位置関係にあることを判定する場合。
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 . 目的の配置にしてみて、ビューアで座標を調べ差を手計算します。
  . いぬのx座標 - 青い丸のx座標 = 280
  . いぬのy座標 - 青い丸のy座標 = 50
 . 右辺の数を移項し、右辺を0にします。
  . いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280 = 0
 . 左辺を絶対値(abs関数)で囲みます。
  . abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) = 0
 . 等号を不等号に変え、右辺の0を誤差に変えます。
  . abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) < 15
 . これで誤差15以内のX方向の条件ができました。
 . 同様にY方向の条件も書けます。
 . スクリプトでは2つのテストタイルを使うことになります。

属性と条件

オブジェクトがある範囲内にあることを、どうやって判定したら良いでしょうか?

  • [添付]

これまでは重なっているかという判定をつかってきました。

  • [添付]

この方法では、2つのオブジェクトがちょっとでも触れていればはいとなりました。

  • [添付] [添付] [添付]


座標を使う

位置は座標で表されているので、座標の値を使って判定ができます。

  • ビューアでx座標の項目を表示し、項目名のところをつかんで引き出すとこのようになります。
  • jouken10.png

  • 属性値を設定するときは、矢印のところをつかんで引き出しましたが、今回はつかむところが異なります。
  • このタイルは条件(テスト)の場所や、計算式の一部分に配置することができます。

例1

  • x座標のタイルをテストの場所に配置し、数値を修正しました。
  • jouken11.png

  • いぬのx座標が200より小さいときはいの右の命令(記入されていません)が行われ、

  • それ以外のときいいえの右の命令(記入されていません)が行われます。


  • Etoysの座標はこのようになっています。
    • zahyo02.png

  • いぬが色の付いた範囲内にあるとき、例1の条件が成り立ちます。
    • jouken15.png


複数の条件

図の範囲内の条件を考えます。

  • x座標が200より小さい
  • y座標が300より小さい
  • の2つの条件が成り立つ場合に対応します。
    • jouken16.png

  • テストタイルを2つ組み合わせて使います。
  • 1つ目のテストに「x座標が200より小さい」という条件を書き、
  • 1つ目のテストタイルのはいのところに2つ目のテストタイルを配置します。

  • 1つ目のテストに「y座標が300より小さい」という条件を書きます。
    • jouken17.png

  • 1つ目のテストが成り立つとき、対応するはいの部分が実行されます。

  • ここにもテストがあるので、さらに条件判定が行われ
  • 2つ目のテストも成り立つとき、赤で示した部分に書かれた処理が行われます。


差による判定

犬と青い丸の横方向の位置(X座標)が近いという条件を考えます。

  • 犬にも丸にも大きさがありますが、中心座標で判定するものとします。
    • [添付]

    • [添付]

  • 上下位置(Y座標)は条件に含まないことにします。(上下どこでもよい)
    • jouken07.png

  • X座標の差が20より小さいとすると条件は
    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 < 20

    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 > -20

  • の2つになります。

上の例のように2つのテストタイルを使ってもできますが、関数を使って1つの条件で書くことができます。

  • 絶対値 | | を使うと1つの式に書けます。
    • |いぬのx座標 - 青い丸のx座標| < 20

  • 絶対値をとる関数は abs( ) です。
    • abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標) < 20

  • という式を作ります。

次のような手順で配置できます。

  • テストタイルを配置します。
  • スクリプトの道具箱から abs() を取り出し配置します。
    • [添付]

  • abs( )の中にある右向きの△をクリックします。
    • [添付]

  • 2つの数の部分に、いぬのx座標 と 青い丸のx座標 を入れます。
    • jouken13.png

  • 演算と数値を修正します。
    • jouken14.png


条件の考え方

およそ図のような位置関係にあることを判定する場合。

  • [添付]

  • 目的の配置にしてみて、ビューアで座標を調べ差を手計算します。
    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 = 280
    • いぬのy座標 - 青い丸のy座標 = 50
  • 右辺の数を移項し、右辺を0にします。
    • いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280 = 0
  • 左辺を絶対値(abs関数)で囲みます。
    • abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) = 0
  • 等号を不等号に変え、右辺の0を誤差に変えます。
    • abs(いぬのx座標 - 青い丸のx座標 - 280) < 15

  • これで誤差15以内のX方向の条件ができました。
  • 同様にY方向の条件も書けます。
  • スクリプトでは2つのテストタイルを使うことになります。

etoys属性を条件に利用する (最終更新日時 2011-05-19 07:54:00 更新者 masahiko)