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location: "String"の差分
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2008-10-19 02:38:16時点のリビジョン1
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編集者: masahiko
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2011-10-08 13:38:20時点のリビジョン17
サイズ: 4137
編集者: masahiko
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行 3: 行 3:
indexOf( int )  . 文字列は基本型(プリミティブ)ではない。
 . charの配列ではない。(Cとは異なる)
 . 文字列を扱うにはStringクラスを用いる。
 . Stringは変更不能なオブジェクトです。
 . 文字列はオブジェクトであるが、普通のオブジェクトとは次の点で振る舞いが異なります。
   . 文字列に演算が行われたときは、そのオブジェクトが修正されるのではなく、新しくオブジェクトが作られます。
行 5: 行 10:
length( ) 文字が並んだものを文字列という。
行 7: 行 12:
substring( begen, end )  . プログラム中で文字列は '''"''' ではさんで "Hello World" のように記述する。
 . この文字列の値は '''Hello World''' であって、'''"''' は含まれない。
 . '''""''' は長さ0の文字列である。空文字列という。
行 9: 行 16:
Integer.parseInt( string ) 以下に文字列の使い方の一部を示します。
他にも多くのメソッド(関数)があります。
行 11: 行 19:
String.valueOf( a ) ?
toString( a ) ?
----
=== 連結 ===
行 14: 行 22:
Integer.valueOf( string ) はラッパクラスオブジェクトができる 文字列の連結は演算記号 '''+''' を使って行うことが出来る。

a,b,cをStringクラスの変数とし
 {{{
 a = "Hello";
 b = "World";
 c = a + b;
 }}}
を行うと、c の値は '''HelloWorld''' になる。

基本型(プリミティブ)を文字列に連結すると、値に対応する文字列に変換してから連結される。

kがint型、xがdouble型、pがboolean型、sがStringクラスの変数のとき
 {{{
 k = 103;
 x = 5.789;
 p = true;
 s = "kotae" + k + x + p;
 }}}
を行うと、s は '''kotae1035.789true''' になる。

この機能は結果を表示するのにしばしば利用されます。
System.out.println には1つの引数しか書けないので、このような使い方をします。
 {{{
 System.out.println("k=" + k + ", x=" + x + ", p=" + p);
 }}}

----
=== 文字列の長さ ===

文字列の長さを求めるには length メソッドを使います。

sが文字列またはStringクラスの変数のとき、
 {{{
 s.length()
 }}}
のように、長さを求めたい文字列の後ろに .length() をつけると
その長さ(整数値)が返されます。

 {{{
 s = "日本語の文字列";
 i = s.length();
 j = "quick brown fox jumps over the lazy dog".length();
 }}}
これを行うと、iの値は7、jの値は39になる。

配列の大きさは length、文字列の長さは length() です。

理由は
 * 配列の大きさは、そのオブジェクトの属性値として記憶されている
 * 文字列の長さは、そのオブジェクトに対するメソッドを実行して求める
----
=== 部分文字列 ===

文字列からその一部分を取り出すには substring メソッドを使います。

substringメソッドも文字列の後ろに .substring(0,3) のような形でつけて使います。
引数を2つとり、1番目は取り出す最初の位置、2番目は取り出す最後の文字の次の位置です。
 {{{
 s = "ABCDEFG";
 System.out.println( s.substring(2,5) );
 }}}
を行うと '''CDE''' と表示される。

----
=== 部分の文字 ===

文字列を構成する1文字を取り出すには indexOf メソッドを使います。
 {{{
 String s;
 char c;
 s = "ABCDEFG";
 c = s.indexOf(3);
 }}}
とすると、cには文字Dが入ります。

----
=== 数値への変換 ===

"123"のような文字列 s をintに変換しint型の変数 i に代入するにはこのように書きます。
 {{{
 i = Integer.parseInt( s );
 }}}

"1.25"のような文字列 s をdoubleに変換しdouble型の変数 d に代入するにはこのように書きます。
 {{{
 d = Double.parseDouble( s );
 }}}

----
=== 文字列の比較 ===

2つの文字列が等しいかどうかを調べるには equals メソッドを使います。
 {{{
 s = " ... ";
 t = " ... ";
 if ( s.equals(t) )
 {
    ...
 }
 }}}
等号を使って
 {{{
 if ( s == t )
 {
   ...
 }
 }}}
と書くとsとtが同じオブジェクトを参照しているという意味になります。

String

  • 文字列は基本型(プリミティブ)ではない。
  • charの配列ではない。(Cとは異なる)
  • 文字列を扱うにはStringクラスを用いる。
  • Stringは変更不能なオブジェクトです。
  • 文字列はオブジェクトであるが、普通のオブジェクトとは次の点で振る舞いが異なります。
    • 文字列に演算が行われたときは、そのオブジェクトが修正されるのではなく、新しくオブジェクトが作られます。

文字が並んだものを文字列という。

  • プログラム中で文字列は " ではさんで "Hello World" のように記述する。

  • この文字列の値は Hello World であって、" は含まれない。

  • "" は長さ0の文字列である。空文字列という。

以下に文字列の使い方の一部を示します。 他にも多くのメソッド(関数)があります。


連結

文字列の連結は演算記号 + を使って行うことが出来る。

a,b,cをStringクラスの変数とし

  •  a = "Hello";
     b = "World";
     c = a + b;

を行うと、c の値は HelloWorld になる。

基本型(プリミティブ)を文字列に連結すると、値に対応する文字列に変換してから連結される。

kがint型、xがdouble型、pがboolean型、sがStringクラスの変数のとき

  •  k = 103;
     x = 5.789;
     p = true;
     s = "kotae" + k + x + p;

を行うと、s は kotae1035.789true になる。

この機能は結果を表示するのにしばしば利用されます。 System.out.println には1つの引数しか書けないので、このような使い方をします。

  •  System.out.println("k=" + k + ", x=" + x + ", p=" + p);


文字列の長さ

文字列の長さを求めるには length メソッドを使います。

sが文字列またはStringクラスの変数のとき、

  •  s.length()

のように、長さを求めたい文字列の後ろに .length() をつけると その長さ(整数値)が返されます。

  •  s = "日本語の文字列";
     i = s.length();
     j = "quick brown fox jumps over the lazy dog".length();

これを行うと、iの値は7、jの値は39になる。

配列の大きさは length、文字列の長さは length() です。

理由は

  • 配列の大きさは、そのオブジェクトの属性値として記憶されている
  • 文字列の長さは、そのオブジェクトに対するメソッドを実行して求める


部分文字列

文字列からその一部分を取り出すには substring メソッドを使います。

substringメソッドも文字列の後ろに .substring(0,3) のような形でつけて使います。 引数を2つとり、1番目は取り出す最初の位置、2番目は取り出す最後の文字の次の位置です。

  •  s = "ABCDEFG";
     System.out.println( s.substring(2,5) );

を行うと CDE と表示される。


部分の文字

文字列を構成する1文字を取り出すには indexOf メソッドを使います。

  •  String s;
     char c;
     s = "ABCDEFG";
     c = s.indexOf(3);

とすると、cには文字Dが入ります。


数値への変換

"123"のような文字列 s をintに変換しint型の変数 i に代入するにはこのように書きます。

  •  i = Integer.parseInt( s );

"1.25"のような文字列 s をdoubleに変換しdouble型の変数 d に代入するにはこのように書きます。

  •  d = Double.parseDouble( s );


文字列の比較

2つの文字列が等しいかどうかを調べるには equals メソッドを使います。

  •  s = " ... ";
     t = " ... ";
     if ( s.equals(t) )
     {
        ...
     }

等号を使って

  •  if ( s == t )
     {
       ...
     }

と書くとsとtが同じオブジェクトを参照しているという意味になります。

String (最終更新日時 2011-10-15 02:30:24 更新者 masahiko)