Rhino処理系の使い方
次の順に記述してあります。該当する箇所を参照してください。
- linux上での利用
- windows上での利用
linux上での利用
端末を開き
- rhino
と入力することで起動します。
$ と JS> の状態の違いに注意してください。
プロンプト(入力促進記号)の違いでどちらと会話しているのか判断できます。
- プロンプトが [user@host]$ のような場合はlinuxコマンド入力待ちの状態です。
プロンプトが JS> の場合は Rhino と会話している状態です。
Rhinoに指示を与える
JS>
の状態でコンピュータに指示を与えると、指示に対応して何か反応があります。 正しい指示を与えると、正しい反応があるでしょう。
指示内容はキーボードで入力し最後にEnterキーを押します。
補足:Rhinoから反応が無いときの対処方法
- Enterを押しても何も表示されないときは
;
- を押しEnterを押してください。
式の途中で Enterを押した場合などに起こることがあります。
終了方法
Rhino の終了
JS>
の状態で
quit()
と入力するとRhinoを終了し、コマンドプロンプトの状態に戻ります。
間違って端末ウインドウ自体を閉じてしまうと、 編集中のエディタの画面なども含めて終了されてしまいます。 注意すること。
linux上での利用の説明は以上です。
準備(インストールを行わないで利用する場合)
1)フォルダの作成
- z: ドライブの中に新しいフォルダを作成してくだい。
- フォルダの名前は pro とします。
- 必ず直接入力でつけてください。
2)ダウンロード
http://www.mozilla.org/rhino/のダウンロードのページから
rhino1_7R3.zipをダウンロードします。
3)必要なファイルの配置
- rhino1_7R3.zipを解凍します。
- rhino1_7R3というフォルダができます。
- その中にある js.jar というファイルを取り出し、proフォルダの中に入れます。
- フォルダrhino1_7R3を削除します。
- rhino1_7R3.zipを削除します。
proフォルダを開くと次のような表示になります。
- 注意:このファイルはダブルクリックしてはいけません。
- 起動できませんし、処理が遅くなります。
以上の操作は1回だけ行えばよい。(うまくできていれば)
以下の操作は毎回行います。
起動方法
1)コマンドプロンプトを起動します。
- コマンドプロンプトは「スタートメニュー」→「プログラム」→「アクセサリ」の中にあります。
- 起動すると次のような画面になります。
この画面ではすべてキーボードからの入力により指示を与えます。
- キーボードから文字列を入力しEnterを押すことで指示を与えます。
行の先頭に表示されている z:> などの表示をプロンプト(入力促進記号)といいます。
2)指定のディレクトリ(フォルダ)に移動します。
- プロンプト(入力促進記号)の状態を確認して、状況に応じて次を行います。
先頭が z: になっていないときは
z:
と入力します。これで先頭が z: に変わります。
先頭が z:¥> になっていれば、これに続けて
cd pro
と入力しEnterを押します。cdとproの間に空白があることに注意。 この結果プロンプトが z:¥pro> に変わります。
3)RHINOを起動します。
java -jar js.jar
と入力ししEnterを押します。 ここでも空白に注意してください。java空白-jar空白js.jarです。 次のような表示になります。
コマンドプロンプトの状態とJS>の状態の違いに注意してください。
プロンプト(入力促進記号)の違いでどちらと会話しているのか判断できます。
プロンプトが z:> のような場合はコマンド入力待ちの状態です。
プロンプトが JS> の場合は Rhino と会話している状態です。
終了方法
1) Rhino の終了
>JS
の状態で
quit()
と入力するとRhinoを終了し、コマンドプロンプトの状態( z:¥pro> )に戻ります。
2)コマンドプロンプトの終了
exit
と入力すると終了し、ウインドウも閉じられます。
すべて終了する場合には、1)2)を行わないで、コマンドプロンプトのウインドウの右上にある「X」印をクリックして閉じてもかまいません。
いったん終了した後にもういちど処理を行いたいときは、「X」印で終了しないで、1)を行ってRhinoを終了後、Rhinoの起動コマンドを入力すればよい。
補足
上記の説明は実習室に対応したものです。
個人用のノートパソコンを使う場合には「z:ドライブ」の代わりに「D:ドライブ」を使うと良いでしょう。 このときは「z:」とあるところは「d:」に読み替えてください。