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location: "線形リスト"の差分
20と27のリビジョン間の差分 (その間の編集: 7回)
2009-11-05 12:28:54時点のリビジョン20
サイズ: 2438
編集者: masahiko
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2010-11-23 12:05:15時点のリビジョン27
サイズ: 275
編集者: masahiko
コメント:
削除された箇所はこのように表示されます。 追加された箇所はこのように表示されます。
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## page was renamed from リスト処理 #acl All:
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線形リストは同じ形式のデータが一列に並んだものです。<<BR>> 線形リストは同じ形式のデータが一列に並んだものです。
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データの追加や削除が配列と比べて楽に行えます。<<BR>> データの追加や削除が配列と比べて楽に行えます。
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Javaで記述してみましょう。
----
このようなインスタンスを使います。
 . {{attachment:list1.png}}
 . 1つ目の変数には値を保存します
 . 2つ目の変数には次の項目へのリンクを記入します。
3つのインスタンスをつないだ例を示します。
 . {{attachment:list2.png}}
 . これより先につながっていないことを、'''null'''という値で表します。

'''null'''はシステムで用意されている'''定数'''です。
 * 参照型の変数はnullで初期化されます。
 * nullはどこも参照していないことを表します。
----
=== 追加 ===
途中にデータを追加するには、リンク2箇所を修正すればよい。
 . {{attachment:list3.png}}
----
=== 削除 ===
途中のデータを削除するには、リンク1箇所を修正すればよい。
 . {{attachment:list4.png}}
削除されたデータからのリンクが残っていますが、リストをたどってこのデータにたどり着くことはできません。
----
=== サンプル ===
値としてItemクラスのインスタンスを使った例です。

クラス名は List1 としました。
 . {{attachment:list1.png}}
属性(インスタンス変数)の型は
 . 値にはItemクラスのインスタンスが入るので Item
 . リンクには次のデータを記憶するためのオブジェクトすなわち List1のインスタンスが入りますから List1
 {{{#!java
 public class List1
 {
  Item val;
  List1 link;
  
  void dispList()
  {
   List1 x;
   
   x = this;
   while(x != null)
   {
    x.val.disp();
    x = x.link;
   }
  }
  
  public static void main(String[] args)
  {
   List1 a;
   List1 b;
   List1 c;
   
   a = new List1();
   a.val = new Food("パン", 150, 200.0, 200.0);
   b = new List1();
   a.link = b;
   b.val = new Drink("コーヒー", 120, 250);
   c = new List1();
   b.link = c;
   c.val = new Food("みかん", 100, 150.0, 200.0);
   
   a.dispList();
  }
 }
 }}}
 . {{attachment:list5.png}}

線形リスト

線形リストは同じ形式のデータが一列に並んだものです。

データの追加や削除が配列と比べて楽に行えます。

真ん中あたりにデータを追加する場合を考えると分かります。

線形リスト (最終更新日時 2010-11-29 13:13:10 更新者 masahiko)