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前回の続きです。 目、口、手、服のしわなどを描き女性の部分を完成させる作業です。 レイヤーをうまく使いましょう。 ---- === 確認 === 前回作成したファイルを開き、隙間が無いように塗れたか確認しましょう。 下絵レイヤーの表示をOFFにすると、描いたものだけが表示されます。 . {{attachment:trace61.png}} およそ下図のようになっているでしょうか? . {{attachment:trace1.png}} ---- === トレースの修正 === うまく塗れなかった部分がある人は修正しましょう。 症状としては次の3つが考えられます。 .1 囲まれていないために塗れない .1 2つの部品の間に隙間ができる .1 重なりの関係がうまくできない ---- ==== 囲まれていないために塗れない場合 ==== 線は描けているのに塗れないのは、塗りたい部分が1本のパスで囲まれていないからです。どのように囲めばよいか考えて修正しましょう。 多くの場合は必要な範囲のみトレースをやり直す作業になります。 線がうまく描けていてつなぐだけで良いなら、複合パスの説明にしたがって、つなぎたいパスを複合パスに変えてから、ノードの接続を行ってつなぐこともできます。 . {{attachment:trace62.png}} ---- ==== 2つの部品の間に隙間ができる場合 ==== 2つの部品をその形のとおりにトレースしようとしたために、隙間ができることがあります。同じ線を2度、まったく同じ形にトレースするのは困難です。 2つの部品が隣り合っているのではなく、重なっていると考えて描けばよいのです。 前面(手前)にある部品は見えている形に描かなければなりませんが、後ろ側の部品は少し重なるように適当な形で描けばよい。 後ろ側の部品のパスを修正して、前側の部品に少し重なるようにします。 . {{attachment:trace63.png}} ---- ==== 重なりの関係がうまくできない場合 ==== 部品の重なりを調整しても、どうしても重なりがうまくいかないときがあります。 3すくみになっているような場合です。 部品のどれかを2つに分けて描けば解決できます。 重なりがうまくできていない部分のうちで、分けやすい部品を1つ選びます。 この部品が手前になっている部分だけを残して、パスを削除してしまいます。 残りの半分とつながる箇所が開口部となるようなオープンパスにします。 これで重なりを調整すると、先に削除した部分を描いて一番後ろに配置すればできるのが分ります。 . {{attachment:trace64.png}} |
レイヤーを使った作業
前回の続きです。 目、口、手、服のしわなどを描き女性の部分を完成させる作業です。 レイヤーをうまく使いましょう。
確認
前回作成したファイルを開き、隙間が無いように塗れたか確認しましょう。 下絵レイヤーの表示をOFFにすると、描いたものだけが表示されます。
およそ下図のようになっているでしょうか?
トレースの修正
うまく塗れなかった部分がある人は修正しましょう。 症状としては次の3つが考えられます。
- 1 囲まれていないために塗れない
- 1 2つの部品の間に隙間ができる
- 1 重なりの関係がうまくできない
囲まれていないために塗れない場合
線は描けているのに塗れないのは、塗りたい部分が1本のパスで囲まれていないからです。どのように囲めばよいか考えて修正しましょう。
多くの場合は必要な範囲のみトレースをやり直す作業になります。
線がうまく描けていてつなぐだけで良いなら、複合パスの説明にしたがって、つなぎたいパスを複合パスに変えてから、ノードの接続を行ってつなぐこともできます。
2つの部品の間に隙間ができる場合
2つの部品をその形のとおりにトレースしようとしたために、隙間ができることがあります。同じ線を2度、まったく同じ形にトレースするのは困難です。
2つの部品が隣り合っているのではなく、重なっていると考えて描けばよいのです。 前面(手前)にある部品は見えている形に描かなければなりませんが、後ろ側の部品は少し重なるように適当な形で描けばよい。
後ろ側の部品のパスを修正して、前側の部品に少し重なるようにします。
重なりの関係がうまくできない場合
部品の重なりを調整しても、どうしても重なりがうまくいかないときがあります。 3すくみになっているような場合です。 部品のどれかを2つに分けて描けば解決できます。
重なりがうまくできていない部分のうちで、分けやすい部品を1つ選びます。 この部品が手前になっている部分だけを残して、パスを削除してしまいます。 残りの半分とつながる箇所が開口部となるようなオープンパスにします。
これで重なりを調整すると、先に削除した部分を描いて一番後ろに配置すればできるのが分ります。