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== プリミティブとオブジェクト == ## page was renamed from プリミティブとオブジェクト
== 基本データ型 ==
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 * byte
 * short
 * int
 * long
 * float
 * double
 * char
 * boolean
 . 基本データ型のことをプリミティブといい次の8つがあります。
 . バイト数も決まっています。(Cでは処理系により異なっても良い)
 ||byte||1バイト整数||
 ||short||2バイト整数||
 ||int||4バイト整数||
 ||long||8バイト整数||
 ||float||4バイト浮動小数点||
 ||double||8バイト浮動小数点||
 ||char||Unicode文字(16ビット)||
 ||boolean||真偽値||
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 . プリミティブ以外のデータはすべてオブジェクトと考えてよい。
 . '''文字列''', '''配列''', '''クラス''' があります。
 . 次回解説予定。
----
=== 変数 ===

変数を使うには、その型と名前を宣言しなければならない。

 {{attachment:hensu1.png}}

型は基本型または配列またはクラスである。

=== 変数の値 ===

変数は値を保持することができる。
ただし、プリミティブとオブジェクトで保持のされ方が異なる。

プリミティブの値は、変数の対応する場所に'''直接保持'''されます。
変数の場所を四角で表すと図のようになる。
 . {{attachment:hensu3.png}}

{{{#!java
double suu;
suu = 103.75;
}}}
次の図は変数suuが値103.75を保持していることを表している。
 . {{attachment:hensu4.png}}

オブジェクトの場合データは別の場所に作られ、変数はオブジェクトを参照する。
実際の値はオブジェクト内にある。

 . {{attachment:hensu5.png}}

----
=== Cとの違い ===

 * 基本データ型のバイト数は処理系によらず決まっています。

 * 数値の型変換
   計算式の中で型が混在した場合、
   byte → short → int → long → float → double
   の方向にのみ変換が行われます。
 . '''例'''
 {{{
 int i;
 i = 1.25 * 3 * 4;
 }}}
 . 代入文の右辺に 1.25 があるため 3 や 4 は double に変換して計算されます。(ここまではOK)
 . その後 int に変換して i に代入しようとしています。
 . Cではこれで動作しますが、Javaではdoubleをintに変換できずエラーとなります。
 . 型変換を強制するにはキャスト演算子を用いて次のように記述します。(JavaでOK)
 {{{
 i = (int)(1.25 * 3 * 4);
 }}}

 * charは16ビットです。

 * charとintの変換は行われません。

 * charの配列は文字列とは異なります。

 * boolean以外を論理演算や条件に用いることはできません。

 . 次のような書き方も間違いです。
 {{{
 int k;
 ...
 while ( k ) {
   ...
 }
 }}}

基本データ型

Javaのデータはプリミティブとオブジェクトの2種類に大きく分けられます。

プリミティブ

  • 基本データ型のことをプリミティブといい次の8つがあります。
  • バイト数も決まっています。(Cでは処理系により異なっても良い)

    byte

    1バイト整数

    short

    2バイト整数

    int

    4バイト整数

    long

    8バイト整数

    float

    4バイト浮動小数点

    double

    8バイト浮動小数点

    char

    Unicode文字(16ビット)

    boolean

    真偽値

オブジェクト

  • プリミティブ以外のデータはすべてオブジェクトと考えてよい。
  • 文字列, 配列, クラス があります。

  • 次回解説予定。


変数

変数を使うには、その型と名前を宣言しなければならない。

  • hensu1.png

型は基本型または配列またはクラスである。

変数の値

変数は値を保持することができる。 ただし、プリミティブとオブジェクトで保持のされ方が異なる。

プリミティブの値は、変数の対応する場所に直接保持されます。 変数の場所を四角で表すと図のようになる。

  • hensu3.png

   1 double suu;
   2 suu = 103.75;

次の図は変数suuが値103.75を保持していることを表している。

  • hensu4.png

オブジェクトの場合データは別の場所に作られ、変数はオブジェクトを参照する。 実際の値はオブジェクト内にある。

  • hensu5.png


Cとの違い

  • 基本データ型のバイト数は処理系によらず決まっています。
  • 数値の型変換
    • 計算式の中で型が混在した場合、 byte → short → int → long → float → double の方向にのみ変換が行われます。
  •  int i;
     i = 1.25 * 3 * 4;
  • 代入文の右辺に 1.25 があるため 3 や 4 は double に変換して計算されます。(ここまではOK)
  • その後 int に変換して i に代入しようとしています。
  • Cではこれで動作しますが、Javaではdoubleをintに変換できずエラーとなります。
  • 型変換を強制するにはキャスト演算子を用いて次のように記述します。(JavaでOK)
     i = (int)(1.25 * 3 * 4);
  • charは16ビットです。
  • charとintの変換は行われません。
  • charの配列は文字列とは異なります。
  • boolean以外を論理演算や条件に用いることはできません。
  • 次のような書き方も間違いです。
     int k;
     ...
     while ( k ) {
       ...
     }

基本データ型 (最終更新日時 2011-09-26 05:59:56 更新者 masahiko)