機能(操作)は次の2つに分けられます。
Inkscapeの画面は次のようになっています。 メニューやスクロールバーの使い方は他のソフトウエアと変わりません。
画面左側にツールが並んでおり、これを使って描画、編集などの作業を行います。
画面上部メニューの下にアイコンが2行並んでいます。
画面右にはスナップコントロールが表示されます。
画面下部にはパレットがあり、色を選ぶことができます。
さらにその下には現在の状態や説明が表示されます。
画面中央部に表示されている長方形は用紙を表しています。
「表示」メニューを使って次の表示に切り替えることができます。
デフォルトでは上に示した表示になります。
カスタムではスナップコントロールの表示位置が上部2行目になります。
ワイドではコマンドバーとスナップコントロールが右に移動します。
切り替えができるのは ver0.48.1以降のみです。
ほとんどの操作はマウスを使って行います。 キーを押しながらドラッグするなどの操作もあります。 キーを使った方が楽な操作もあります。
クリック、ドラッグ、右クリックの意味の違いを理解すること。
画面中央に表示されている長方形は用紙の形を表しています。 作品はこの内側に描きます。
ツールの4番目にある虫眼鏡(ズームツール)を使って、一部分を拡大して表示することができます。 キーボードの + キー, - キーでもできます。 細かい部分を描くときは拡大して行いましょう。
表示をもとの大きさに戻すにはコマンドバー中央付近にあるズームボタンのうち、一番右の「ページをウインドウに合わせるようにズーム」を押します。
ツールのうち四角、丸、星、うずまきの4つは基本形状を描くためのものです。
四角と丸の間にあるツールは遠近感のある直方体を描くものです。
その下にある3つのツール は自由に描くためのツールです。
1番目はエンピツツール。
2番目はペンツール。
3番目はカリグラフィツール。
一度描いた図形(部品、オブジェクト)を移動したり、回転したりできます。
これらの操作は
の手順で行います。
部品を選択するにはツールの一番上にある矢印型のツール( 選択/移動/変形ツール )を使います。
このツールでクリックすることで選択できます。 選択すると、選ばれた部品の周りに矢印が表示されます。
このような表示のとき、周りにある矢印をドラッグすることで、拡大縮小ができます。 どの矢印を使うかで、拡大縮小の方向が決まります。
マウスカーソルが図形内にあるときはマウスカーソルの形が移動に変わり、この状態のときにドラッグすると移動できます。
部品をもう一度クリックすると周りの矢印が
のように変わり、回転ができるようになります。 さらにもう一度クリックすると、拡大縮小の矢印表示にもどります。
不要な部品を削除するには選択した状態で、「DEL」キーを押します。
色を変えるには選択した状態で、画面下のパレットから色を選びます。
部品の重なりは後で描いたものの方が上になります。 変更するには、部品を選択した状態で
ボタンを使います。
このボタンは選択/移動/変形ツールを使っているときに、ツールコントロールバーに表示されます。
ツールを選択すると