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location: "下絵を使って描く"の差分
4と18のリビジョン間の差分 (その間の編集: 14回)
2010-11-17 12:30:55時点のリビジョン4
サイズ: 6662
編集者: masahiko
コメント:
2010-11-22 05:41:28時点のリビジョン18
サイズ: 3334
編集者: masahiko
コメント:
削除された箇所はこのように表示されます。 追加された箇所はこのように表示されます。
行 3: 行 3:
画像データのダウンロード これまでの復習とレイヤーの使い方の学習です。
行 5: 行 5:
今回は春信の浮世絵の一部をトレースします。
レイヤーを使った課題です。
指示にしたがって手順どおり行ってください。
必ず次の順に行います。
 1. 画像データのダウンロード
 1. レイヤーを準備する
 1. 下絵を配置する
 1. 下絵を薄く表示しロックする
 1. トレース作業
行 9: 行 12:
画像データ このページでは4までの説明を行っています。
行 11: 行 14:
1)すぐ上のリンクを右クリックし、「対象をファイルに保存」を選びます。 必ず順番に行い確認を受けてください。
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=== 画像データのダウンロード ===
行 13: 行 18:
haru.jpgというファイルを「名前を付けて保存」する画面になります。 e-ラーニング内の指示にしたがってください。
行 15: 行 20:
2)保存する場所を z: に変更してから「保存」をクリックします。 保存場所はグラフィックスで作成したデータを保存しているところと同じです。
行 17: 行 22:
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=== レイヤーを準備する ===
行 18: 行 25:
レイヤーを準備する inkscape を起動します。
行 20: 行 27:
3)inkscape を起動します。  . 新規ドキュメントで、なにも描かれていない状態からはじめます。
行 22: 行 29:
新規ドキュメントで、なにも描かれていない状態からはじめます。 レイヤーウインドウを表示します。
 . 「レイヤー」メニューの一番下の「レイヤー...」を選びます。
行 24: 行 32:
4)レイヤーメニューの一番下の レイヤー... を選び、レイヤーウインドウを表示させます。 レイヤーを追加します。
 . レイヤーウインドウで「+」ボタンを押します。
 . レイヤー名、位置はそのままでよい。
 . 追加ボタンを押します。
行 26: 行 37:
5)レイヤーウインドウで「+」ボタンを押します。

レイヤー名は「女性」として「追加」を行います。
位置は「現在レイヤーの前面側」のままでよい。

6)レイヤーウインドウの「Layer 1」と表示されているところで右クリックし、「レイヤー名を変更」を選びます。

名前は下絵に変更します。
レイヤー名を変更します。
 . 上側のレイヤーの名前の部分をダブルクリックします。
 . 名前を「女性」にします。
 . 下側のレイヤーを名前の部分をダブルクリックします。
 . 名前を「下絵」にします。
行 36: 行 44:
 , {{attachment:layer5.png}}  . {{attachment:layer5.png}}
----
=== 下絵を配置する ===
行 38: 行 48:
下絵を配置する '''下絵レイヤー'''が選択されていて、編集可能な(鍵が開いている)状態であることを確認します。
行 40: 行 50:
2つのレイヤーのうち、「下絵」レイヤーでの作業です。  . レイヤーウインドウで確認する場合は、上のようになっていればよい。
  * 下絵レイヤーの背景が灰色(または青)になっている。
  * 下絵レイヤーの目が開いている
  * 下絵レイヤーの鍵が開いている
行 42: 行 55:
7)下絵レイヤーが選択されていて、編集可能な(鍵が開いている)状態であることを確認します。  . ウインドウ下部の表示で確認する場合は、次のようになっていればよい。
 . {{attachment:layer6.png}}
  * 目が開いている
  * 鍵が開いている
  * 名前が下絵である
行 44: 行 61:
ウインドウ下部の表示が次のようになっていればよい。
 , {{attachment:layer6.png}}
目が開いている
鍵が開いている
名前が下絵である
「ファイル」メニューより「インポート」を選び、先にダウンロードした画像ファイルを選択し、開くボタンを押します。
行 50: 行 63:
8)ファイルメニューより「インポート」を選び、先にダウンロードしたファイル(haru.jpg)を選択し、Openを押します。 画像を用紙の中央あたりに配置します。'''大きさはそのまま'''で良い。
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=== 下絵を薄く表示しロックする ===
行 52: 行 67:
ダウンロードしたファイルをInkscapeの画面上にdrag&dropしても同じです。
用紙の中央あたりに配置します。大きさはそのままで良いはずです。
下絵レイヤーの不透明度を少し下げておきます。
 . 不透明度を下げておくと以下で行うトレース作業が楽になります。
 . 60%程度で調整してみてください。
 . 後でも変更できます。
行 55: 行 72:
9)下絵レイヤーを編集不可鍵が閉まっているにします。 下絵レイヤーを編集不可にします。
 . 鍵の絵をクリックし、
鍵が閉まっている状態する。
 . 配置
た画像が動かせなくなります。
行 57: 行 76:
配置した画像が動かせなくなります。  . {{attachment:layer7.png}}
行 59: 行 78:
10)下絵レイヤーの不透明度を少し下げておきます。 ----
=== 確認と保存 ===
行 61: 行 81:
Opacityを下げておくと以下で行うトレース作業が楽になります。
60%程度で調整してみてください。
これは後でもかまいません。
確認
 * レイヤーは上から順に「女性」、「下絵」であること。
 * 下絵レイヤーは鍵が閉まっていること。
 * 画像が薄く表示され、画像は移動できないこと。
行 65: 行 86:
11)確認

レイヤーは上から「女性」、「下絵」であること。
女性レイヤーは鍵が開いていること。
下絵レイヤーは鍵が閉まっていること。
画像が薄く表示され、画像は移動できないこと。
 , {{attachment:layer7.png}}
ここまでを確認してから、次に進むこと。
確認できたら、レイヤーウインドウは閉じてよい。

12)保存

ファイルを「名前をつけて保存」しましょう。


トレースする

13)女性レイヤーを選びます。

画面下部の表示で、「V」の部分を押し、女性レイヤーを選択します。
このレイヤーは、目、鍵とも開いています。
このような表示であればよい。
 , {{attachment:layer8.png}}
4)女性をトレースする

以下は「女性」レイヤーでの作業です。

浮世絵に描かれている女性を、うまく着色できるように前後関係を考えながらできるだけ正確にトレースしてください。(背景にある椅子や団扇などは描かなくてよい。)

トレースはペジェ線ツールまたはフリーハンド線ツールで行うこと。

着物の模様やしわ、目、口、手などの細かな部分は次回予定。
今回は作例のように、着色ができる程度にトレースしてください。

 , {{attachment:trace1.png}}
線や塗りの色は後で変更できます。
トレース時には分りやすい色にしておきましょう。
線の色は下絵と異なる色、塗りは半透明にすると分りやすいでしょう。

どのようなパーツに分けたらよいのかと、それらの前後関係を考えてから始めます。
実際の着物の形を考えるのではなく、同じ色の部分を囲むようにトレースしていきます。
髪の毛のような複雑な形の部分はいくつかの部品に分けてトレースしてもかまいません。
上の図のような部分に分けて考え、一番後ろの部分から順にトレースしていきます。(手前から順にトレースする方法もありますが、この場合は描いたパーツごとに重なり順の修正が必要です。)


ペンの色の設定方法

ペジェ線(またはフリーハンド線)ツールを選んだとき、どの色で描かれるかはウインドウの右上あたりに表示されます。
初期状態では、塗りがなし、線が黒です。
 , {{attachment:pencolor1.png}}
色を変更するには、設定ウインドウで行います。
ファイルメニューからInkscapeの設定を選ぶか、ペジェ線(またはフリーハンド線)ツールをダブルクリックすると、設定ウインドウが開きます。
 , {{attachment:pencolor2.png}}
左の項目で「鉛筆」とあるのがフリーハンド線ツールの設定、「ペン」とあるのがペジェ線ツールの設定です。

右の項目で「ツールごとのスタイル」にチェックが入っていると、その右に表示されている色で描かれます。
この色を変更するには、変更したい色で描かれたオブジェクトを選択した状態で「選択オブジェクトのスタイルを使用」をクリックします。

1つ上の行にある「Last used style」にチェックが入っていると、直前に同じツールで使った色で描かれます。
パスを1つ描いた後で望みの色に変更しておくと、次に描いたパスからはその色になります。


重なり部分のトレース

重なって見えない部分は適当に描いてよいのです。
少し重なりがあるように描いた方が、隙間ができなくて美しい。

どんぐりの帽子の部分が上になるように描いたとすると、実の部分はまん中の図のような形に描かなくても、右の図のような形に少し重なるように描けばよい。
 , {{attachment:trace2.png}}
確認できたら「名前をつけて保存」します。

下絵を使って描く

これまでの復習とレイヤーの使い方の学習です。

必ず次の順に行います。

  1. 画像データのダウンロード
  2. レイヤーを準備する
  3. 下絵を配置する
  4. 下絵を薄く表示しロックする
  5. トレース作業

このページでは4までの説明を行っています。

必ず順番に行い確認を受けてください。


画像データのダウンロード

e-ラーニング内の指示にしたがってください。

保存場所はグラフィックスで作成したデータを保存しているところと同じです。


レイヤーを準備する

inkscape を起動します。

  • 新規ドキュメントで、なにも描かれていない状態からはじめます。

レイヤーウインドウを表示します。

  • 「レイヤー」メニューの一番下の「レイヤー...」を選びます。

レイヤーを追加します。

  • レイヤーウインドウで「+」ボタンを押します。
  • レイヤー名、位置はそのままでよい。
  • 追加ボタンを押します。

レイヤー名を変更します。

  • 上側のレイヤーの名前の部分をダブルクリックします。
  • 名前を「女性」にします。
  • 下側のレイヤーを名前の部分をダブルクリックします。
  • 名前を「下絵」にします。

このような状態になります。

  • [添付]


下絵を配置する

下絵レイヤーが選択されていて、編集可能な(鍵が開いている)状態であることを確認します。

  • レイヤーウインドウで確認する場合は、上のようになっていればよい。
    • 下絵レイヤーの背景が灰色(または青)になっている。
    • 下絵レイヤーの目が開いている
    • 下絵レイヤーの鍵が開いている
  • ウインドウ下部の表示で確認する場合は、次のようになっていればよい。
  • [添付]

    • 目が開いている
    • 鍵が開いている
    • 名前が下絵である

「ファイル」メニューより「インポート」を選び、先にダウンロードした画像ファイルを選択し、開くボタンを押します。

画像を用紙の中央あたりに配置します。大きさはそのままで良い。


下絵を薄く表示しロックする

下絵レイヤーの不透明度を少し下げておきます。

  • 不透明度を下げておくと以下で行うトレース作業が楽になります。
  • 60%程度で調整してみてください。
  • 後でも変更できます。

下絵レイヤーを編集不可にします。

  • 鍵の絵をクリックし、鍵が閉まっている状態にする。
  • 配置した画像が動かせなくなります。
  • [添付]


確認と保存

確認

  • レイヤーは上から順に「女性」、「下絵」であること。
  • 下絵レイヤーは鍵が閉まっていること。
  • 画像が薄く表示され、画像は移動できないこと。

確認できたら「名前をつけて保存」します。

下絵を使って描く (最終更新日時 2017-11-14 04:37:21 更新者 masahiko)