== SVG概要 ==

svgデータはベクトルデータの形式として共通規格が作られています。<<BR>>
規格はW3Cのページ http://www.w3.org/ を参照してください。

    http://www.w3.org/ のページ内の左下付近にある SVG をクリック、<<BR>>
    続いてSVG1.1 をクリック(これは英語)、<<BR>>
    Table of Contents のすぐ上にある translation のリンクをクリック、<<BR>>
    下の方にSVG1.1 仕様の日本語版があります。

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=== SVGとは ===

SVGはScalable Vector Graphicsの略です。

ベクトルグラフィックスには次のような特徴があります。
 . 図形の情報を座標などで指定する、例えば(1,2)から(5,4)に直線を引く
 . 文字も同様
 . 拡大しても粗くならない
 . 修正しやすい(ビットマップと比べて)
 . 再利用しやすい(ビットマップと比べて)

アニメーションやスクリプトを使った動きのある絵を作ることもできます。<<BR>>
インタラクティブな動作も可能です。

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=== SVGデータ ===

データはテキストデータです。
XMLで記述されます。

たとえば長方形を2つ描くSVGはこんなデータになります。

{{{
<?xml version="1.0" standalone="no"?>
<svg width="5cm" height="4cm" version="1.1"
xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
<rect x="0.5cm" y="0.5cm" width="2cm" height="1cm"/>
<rect x="0.5cm" y="2cm" width="1cm" height="1.5cm"/>
</svg>
}}}

テキストエディタを使って編集できます。

文字コードとしてはUTF-8を使うことを薦めます。
メモ帳では扱えません。テラパッドなどを使いましょう。

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=== SVGを表示できるブラウザ ===

1) Opera

PDAや携帯端末のブラウザとして有名ですが、Windows用もあります。動作が軽快です。SVGのすべての機能に対応しているわけではありません。

2) !FireFox

Mozillaチームが開発(配布)しているWebブラウザです。バージョン1.5以降ではSVGの表示ができます。アニメーションなどいくつかの機能には対応していません。

3) IE

IE単独では表示できません。プラグインが必要です。
アドビ社で作成(配布)しているSVG Viewerをインストールすると表示できるようになります。
機能は最も充実しています。IEのActiveXの機能を使っていて、起動のたびにセキュリティの警告が出ます。

SVG ViewerをインストールするとSVGファイルをダブルクリックしたときにIEが起動し、Inkscapeが起動しないかもしれません。