#acl All: == プログラムの作成と実行 == ---- === プログラムの作成 === プログラム(手順を記述したもの)をファイルとして作成します。 プログラムファイルを作成するにはテキストエディタを使います。 テキストエディタには、Windowsに付属している「メモ帳」の他に「テラパッド」などがあります。 「テラパッド」を利用することをすすめます。 テラパッドの作業画面です。 テラパッド メモ帳の作業画面です。 メモ帳 入力ができたら、ファイル名をつけて保存します。 保存場所は pro ディレクトリの中です。 拡張子は .js にしてください。 「メモ帳」を使っている人は、保存時に「ファイルの種類」を「すべてのファイル」に変更してから「保存」すること。 「テラパッド」を使っている人は、変更の必要はありません。 保存 プログラムを実行する プログラムを読み込むには load 命令を使います。 JS> load( 'ex0516.js' ); のように load( と ); の間にファイル名をシングルクオートで挟んで入力します。 load命令を入力すると、指定されたファイルを読み込んで、ファイルに記述された内容(プログラム)にしたがって処理します。 プログラム内に計算の指示があれば計算が行われ、表示の指示があれば表示が行われます。 処理はプログラム内に記述された順に、1行目から順に行われます。 表示はプログラム内で指示したものだけ行われます。 プログラムに間違いがあったときには、エラーメッセージが表示されるので、プログラムを修正してからもう一度loadを行ってください。 構文 load エラーメッセージ 1) JS> に対して入力した命令( load命令 )に間違いがあったときは js: "", line 4: uncaught JavaScript runtime exception: のようにエラーメッセージの先頭が "" になります。 2) 入力時の間違いでよく現れるのは次のメッセージです。 js: "", line 5: Couldn't open file "filename" これはload命令で指定したファイルが見つかりませんというエラーです。 画像 3) load命令は正しいけれども、loadしようとしたプログラムの中に文法的な誤りがあるときは、数行にわたる表示がされます。 js: "file1.js", line 4: missing ) after argument list js: print ( 3b ); js: ..........^ js: "file1.js", line 1: Compilation produced 1 syntax errors. メッセージの先頭部分には処理しようとしているファイル名が示されます。 その右にはエラーが見つかった行番号とエラー内容が表示され、 次の2行を使って、見つかった位置を示しています。 最後の行は文法的なエラーが見つかったというメッセージです。 上の3行が間違いを探す手助けになります。 画像 4) 文法的には正しいけれども分らない名前が現れたなどのエラーが発生したときの例です。 js> load( 'file2.js' ) 練習2 320 js: "file2.js", line 3: uncaught JavaScript runtime exception: ReferenceError: "b" is not defined. エラーが発生した行より前の行まではプログラムが実行され、表示の指示があれば表示も行われます。 エラーメッセージの先頭部分には処理中のファイル名が示され、その右にはエラーが見つかった行番号とエラー内容が表示されます。 3)と4)の違いに注意してください。 プログラムのどこに間違いがあるのか知るためには、エラーメッセージの中から重要な箇所(赤字で示した箇所)を見つけ出せると簡単です。 デバッグ プログラムの間違いを修正することをデバッグ(虫取り)と言います。 このときには、エディタを使った編集作業と、Rhinoとの会話という2つを切り替えながら行うことになります。 どちらの作業が必要なのか、エラーメッセージや実行結果を見て判断しましょう。 注意 保存した .js 形式のファイルはダブルクリックしても開けません。 再度編集したいときは、terapadを起動してから ファイルメニューを使って開く ファイルをterapadの画面にdrag&dropする のどちらかの方法で行います。