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2008-12-02 12:26:07時点のリビジョン13

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location: 継承

継承

すでにあるクラスを拡張して新しいクラスを作ることができます。

このとき、もとのクラスの性質や機能は新しいクラスでも利用できます。

このことを継承といいます。


スーパークラス、サブクラス

クラス1を拡張してクラス2が作られたとき、

といい、次のような図で表わします。


サブクラスの定義

作成するクラス名の後ろに

の形式で記述します。 上の図の関係のクラス2を作る場合は次のようになります。


性質の継承

スーパークラスで定義された性質はサブクラスに継承されます。

次のようにクラス1とクラス2が定義されている場合、

クラス1のインスタンスは

クラス2のインスタンスは

となります。 クラス1の内容にクラス1の内容が加わった形です。


コンストラクタの継承

コンストラクタは継承されません。

サブクラスのコンストラクタが呼ばれたときは

  1. スーパークラスのコンストラクタの処理
  2. サブクラスで記述された処理

の順に行われます。 (詳しくは次回)


機能の継承

機能(メソッド)も性質と同様に継承されます。

スーパークラスで定義されたメソッドはサブクラスでも利用できます。

クラス1でメソッドmethod1()が定義されている時には、 そのサブクラスでmethod1()が定義されていなくても利用できるということです。

呼び出しが行われたら、スーパークラスで定義されているメソッドが使われます。

スーパークラスで定義されているメソッドと同じ名前のメソッドを サブクラスで再定義することもできます。 この場合サブクラスで定義したメソッドが優先されます。

これをメソッドのオーバーライドといいます。