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2010-11-06 13:06:38時点のリビジョン31
サイズ: 4954
編集者: masahiko
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2010-12-01 00:33:16時点のリビジョン39
サイズ: 3112
編集者: masahiko
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行 40: 行 40:
=== 性の継承 === === 性の継承 ===
行 42: 行 42:
スーパークラスで定義された性はサブクラスに継承されます。 スーパークラスで定義された性はサブクラスに継承されます。
行 72: 行 72:
'''準備'''

 * 前回の課題ができている人は準備は必要ありません。そのまま次の練習の項目に進みなさい。

 * 前回の課題が出来ていない人は、
 . 次の5行だけからなる Item.java ファイルを作成してから次に進みなさい。
 . メソッドはなくても大丈夫です。


Itemクラス
 {{{
 public class Item
 {
     String namae;
     int kakaku;
 }
 }}}

 . 名前、価格の変数名はことのおりでなく、前回自分で決めた名前でよい。

----
=== 練習 ===
前回作成した Itemクラスを継承してDrinkクラスを作ります。
 . {{attachment:drink.png}}
属性の定義の部分は次のようになります。

Drinkクラス
 {{{
 public class Drink extends Item
 {
     int yoryo;
 }
 }}}

このときmainメソッド内で
 {{{
 Drink d1;
 d1 = new Drink();
 }}}
を行うとDrinkクラスのインスタンス(オブジェクト)が作成され
次のようになります。
 . {{attachment:drink1.png}}
-----
行 118: 行 75:
 {{{#!java
 public class Item
 {
     ...
     void dispName()
     ...
 }
 }}}
例えば、スーパークラスであるItemクラスでメソッドdispName()が定義されている時を考えます。
行 128: 行 76:
Drinkクラスのインスタンスに対してdispName()メソッドの呼び出しが行われたらどうなるでしょうか。 メソッドが呼ばれたときの動作はつぎのとおりです。
行 130: 行 78:
サブクラスであるDrinkクラスでメソッドdispName()が定義されているかどうかで処理が異なります。  . '''(1)'''インスタンスの属するクラスでメソッドが定義されているときは、それが使われます。
行 132: 行 80:
(1)DrinkクラスでメソッドdispName()が定義されていないとき  . '''(2)'''インスタンスの属するクラスでメソッドが定義されていないときは、スーパークラスで定義されている同じ名前のメソッドが使われます。
   . 直接の親だけでなく、親の親の親...と順に探します。
行 134: 行 83:
 スーパークラスであるItemクラスで定義されているメソッドが使われます。

(2)DrinkクラスでメソッドdispName()が定義されているとき

 Drinkクラスで定義されているメソッドが使われます。
 . '''(3)'''スーパークラスにもメソッドがみつからないときは、エラーとなります。
行 141: 行 86:
サブクラスで再定義することもできます。
この場合サブクラスで定義したメソッドが優先されます。(2)の場合です。
サブクラスで再定義することを
メソッドの'''オーバーライド'''といいます。
行 144: 行 89:
これをメソッドの'''オーバーライド'''といいます。

どのクラスのメソッドが実行されるのか
 1. インスタンスの属するクラスに対応するメソッドがあれば、それを実行する。
 1. 無いときはスーパークラスの同じ名前のメソッドを探して、それを実行する。
 1. 見つからないときは、親の親の親...と順に探します。
 1. どうしても見つからないときはエラーになります。

継承

すでにあるクラスを拡張して新しいクラスを作ることができます。

このとき、もとのクラスの性質や機能は新しいクラスでも利用できます。

このことを継承といいます。


スーパークラス、サブクラス

クラス1を拡張してクラス2が作られたとき、

  • クラス1はクラス2のスーパークラスである
  • クラス2はクラス1のサブクラスである

といい、次のような図で表わします。

  • keisyo1.png

スーパークラスのことを親クラス、サブクラスのことを子クラスと言うこともあります。

直接の親子でなく、親の親などのときでもスーパークラス、サブクラスと言います。


サブクラスの定義

作成するクラス名の後ろに

  • extends スーパークラス名

の形式で記述します。 上の図の関係のクラス2を作る場合は次のようになります。

  •  public class クラス2 extends クラス1
     {
       ...
     }


属性の継承

スーパークラスで定義された属性はサブクラスに継承されます。

次のようにクラス1とクラス2が定義されている場合、

  •  public class クラス1
     {
         double x;
         double y;
     }

    keisyo2.png

     public class クラス2 extends クラス1
     {
         double z;
     }

    keisyo3.png

クラス1のインスタンスは

  • keisyo4.png

クラス2のインスタンスは

  • keisyo5.png

となります。 クラス1の項目にクラス2で定義された項目が加わった形です。


メソッドの継承

スーパークラスで定義されたメソッドはサブクラスでも利用できます。

メソッドが呼ばれたときの動作はつぎのとおりです。

  • (1)インスタンスの属するクラスでメソッドが定義されているときは、それが使われます。

  • (2)インスタンスの属するクラスでメソッドが定義されていないときは、スーパークラスで定義されている同じ名前のメソッドが使われます。

    • 直接の親だけでなく、親の親の親...と順に探します。
  • (3)スーパークラスにもメソッドがみつからないときは、エラーとなります。

スーパークラスで定義されているメソッドと同じ名前のメソッドを サブクラスで再定義することを メソッドのオーバーライドといいます。


コンストラクタの継承

コンストラクタは継承されません。

サブクラスのコンストラクタが呼ばれたときは

  1. スーパークラスのコンストラクタで記述された処理
  2. サブクラスで記述された処理

の順に両方が行われます。

継承 (最終更新日時 2010-12-01 00:33:16 更新者 masahiko)