welcome: please sign in
location: "継承"の差分
28と29のリビジョン間の差分
2009-11-02 05:26:12時点のリビジョン28
サイズ: 2863
編集者: masahiko
コメント:
2009-11-02 05:27:09時点のリビジョン29
サイズ: 2901
編集者: masahiko
コメント:
削除された箇所はこのように表示されます。 追加された箇所はこのように表示されます。
行 74: 行 74:
 * 前回の課題ができている人は準備は必要ありません。そのまま次の練習の項目に進みなさい。
行 78: 行 80:
 * 前回の課題ができた人は、そのまま次の練習の項目に進みなさい。

継承

すでにあるクラスを拡張して新しいクラスを作ることができます。

このとき、もとのクラスの性質や機能は新しいクラスでも利用できます。

このことを継承といいます。


スーパークラス、サブクラス

クラス1を拡張してクラス2が作られたとき、

  • クラス1はクラス2のスーパークラスである
  • クラス2はクラス1のサブクラスである

といい、次のような図で表わします。

  • keisyo1.png

スーパークラスのことを親クラス、サブクラスのことを子クラスと言うこともあります。

直接の親子でなく、親の親などのときでもスーパークラス、サブクラスと言います。


サブクラスの定義

作成するクラス名の後ろに

  • extends スーパークラス名

の形式で記述します。 上の図の関係のクラス2を作る場合は次のようになります。

  •  public class クラス2 extends クラス1
     {
       ...
     }


性質の継承

スーパークラスで定義された性質はサブクラスに継承されます。

次のようにクラス1とクラス2が定義されている場合、

  •  public class クラス1
     {
         double x;
         double y;
     }

    keisyo2.png

     public class クラス2 extends クラス1
     {
         double z;
     }

    keisyo3.png

クラス1のインスタンスは

  • keisyo4.png

クラス2のインスタンスは

  • keisyo5.png

となります。 クラス1の項目にクラス2で定義された項目が加わった形です。


準備

  • 前回の課題ができている人は準備は必要ありません。そのまま次の練習の項目に進みなさい。
  • 前回の課題が出来ていない人は、
  • 次の5行だけからなる Item.java ファイルを作成してから次に進みなさい。
  • メソッドはなくても大丈夫です。

Itemクラス

  •  public class Item
     {
         String namae;
         int    kakaku;
     }
  • 名前、価格の変数名はことのおりでなく、前回自分で決めた名前でよい。


練習

前回作成した Itemクラスを継承してDrinkクラスを作ります。

  • [添付]

属性の定義の部分は次のようになります。

Drinkクラス

  •  public class Drink extends Item
     {
         int yoryo;
     }

このときmainメソッド内で

  •  Drink d1;
     d1 = new Drink();

を行うとDrinkクラスのインスタンス(オブジェクト)が作成され 次のようになります。

  • [添付]

継承 (最終更新日時 2010-12-01 00:33:16 更新者 masahiko)