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2008-12-02 12:26:07時点のリビジョン13
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編集者: masahiko
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2009-11-02 05:27:09時点のリビジョン29
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編集者: masahiko
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行 19: 行 19:
スーパークラスのことを親クラス、サブクラスのことを子クラスと言うこともあります。

直接の親子でなく、親の親などのときでもスーパークラス、サブクラスと言います。
行 29: 行 32:
 {{{#!java  {{{
行 42: 行 45:
 {{{#!java  {{{
行 52: 行 55:
 {{{#!java  {{{
行 67: 行 70:
クラス1の内容にクラス1の内容が加わった形です。
----
=== コンストラクタの継承 ===
クラス1の項目にクラス2で定義された項目が加わった形です。
-----
'''準備'''
行 71: 行 74:
コンストラクタは継承されません。  * 前回の課題ができている人は準備は必要ありません。そのまま次の練習の項目に進みなさい。
行 73: 行 76:
サブクラスのコンストラクタが呼ばれたときは
 1. スーパークラスのコンストラクタの処理
 1. サブクラスで記述された処理
の順に行われます。
(詳しくは次回)
----
=== 機能の継承 ===
 * 前回の課題が出来ていない人は、
 . 次の5行だけからなる Item.java ファイルを作成してから次に進みなさい。
 . メソッドはなくても大丈夫です。
行 81: 行 80:
機能(メソッド)も性質と同様に継承されます。
行 83: 行 81:
スーパークラスで定義されたメソッドはサブクラスでも利用できます。
 {{{#!java
 public class クラス1
Itemクラス
 {{{
 public class Item
行 87: 行 85:
     void method1()
     ...
     String namae;
     int kakaku;
行 91: 行 89:
クラス1でメソッドmethod1()が定義されている時には、
そのサブクラスでmethod1()が定義されていなくても利用できるということです。
行 94: 行 90:
呼び出しが行われたら、スーパークラスで定義されているメソッドが使われます。  . 名前、価格の変数名はことのおりでなく、前回自分で決めた名前でよい。
行 96: 行 92:
スーパークラスで定義されているメソッドと同じ名前のメソッドを
サブクラスで再定義することもできます。
この場合サブクラスで定義したメソッドが優先されます。
----
=== 練習 ===
前回作成した Itemクラスを継承してDrinkクラスを作ります。
 . {{attachment:drink.png}}
属性の定義の部分は次のようになります。
行 100: 行 98:
これをメソッドのオーバーライドといいます。 Drinkクラス
 {{{
 public class Drink extends Item
 {
     int yoryo;
 }
 }}}

このときmainメソッド内で
 {{{
 Drink d1;
 d1 = new Drink();
 }}}
を行うとDrinkクラスのインスタンス(オブジェクト)が作成され
次のようになります。
 . {{attachment:drink1.png}}

継承

すでにあるクラスを拡張して新しいクラスを作ることができます。

このとき、もとのクラスの性質や機能は新しいクラスでも利用できます。

このことを継承といいます。


スーパークラス、サブクラス

クラス1を拡張してクラス2が作られたとき、

  • クラス1はクラス2のスーパークラスである
  • クラス2はクラス1のサブクラスである

といい、次のような図で表わします。

  • keisyo1.png

スーパークラスのことを親クラス、サブクラスのことを子クラスと言うこともあります。

直接の親子でなく、親の親などのときでもスーパークラス、サブクラスと言います。


サブクラスの定義

作成するクラス名の後ろに

  • extends スーパークラス名

の形式で記述します。 上の図の関係のクラス2を作る場合は次のようになります。

  •  public class クラス2 extends クラス1
     {
       ...
     }


性質の継承

スーパークラスで定義された性質はサブクラスに継承されます。

次のようにクラス1とクラス2が定義されている場合、

  •  public class クラス1
     {
         double x;
         double y;
     }

    keisyo2.png

     public class クラス2 extends クラス1
     {
         double z;
     }

    keisyo3.png

クラス1のインスタンスは

  • keisyo4.png

クラス2のインスタンスは

  • keisyo5.png

となります。 クラス1の項目にクラス2で定義された項目が加わった形です。


準備

  • 前回の課題ができている人は準備は必要ありません。そのまま次の練習の項目に進みなさい。
  • 前回の課題が出来ていない人は、
  • 次の5行だけからなる Item.java ファイルを作成してから次に進みなさい。
  • メソッドはなくても大丈夫です。

Itemクラス

  •  public class Item
     {
         String namae;
         int    kakaku;
     }
  • 名前、価格の変数名はことのおりでなく、前回自分で決めた名前でよい。


練習

前回作成した Itemクラスを継承してDrinkクラスを作ります。

  • [添付]

属性の定義の部分は次のようになります。

Drinkクラス

  •  public class Drink extends Item
     {
         int yoryo;
     }

このときmainメソッド内で

  •  Drink d1;
     d1 = new Drink();

を行うとDrinkクラスのインスタンス(オブジェクト)が作成され 次のようになります。

  • [添付]

継承 (最終更新日時 2010-12-01 00:33:16 更新者 masahiko)