== 着物をトレースする ==
顔のトレースが終わり、このようになっていることと思います。

ここでは着物のトレースを行います。
重なりを考えて着色できるようにトレースします。
 . 着物だけをトレースします。
 . 手、うちわ、は描かなくてよい。
 . うちわに隠れている部分も予想して描く。

トレースの手順はいろいろありますが、
手前の部品から順にトレースする方法を解説しています。
他の手順でトレースしてもかまいません。
ちゃんと着色できればOK。
 . {{attachment:kimono01.png}}
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=== レイヤーの準備と確認 ===
「顔」レイヤーは「ロック」し「非表示」にします。
 . 「ロック」することで「顔」レイヤーが編集できないようになります。
 . 「非表示」にすることで「顔」レイヤーが表示されない状態になります。

「着物」という名前のレイヤーを新しく作ります。
 . 「顔」レイヤーの全面に作りました。
 . '''「着物」レイヤーが選択されている状態'''で、以下の作業を行います。

レイヤーはこのようになっています。
 . {{attachment:kimono02.png}}
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=== 右の袖を描く ===
着物全体を見ると、右の袖が一番手前にあるように思えます。
ここから描くことにしました。

袖口の上側を描きます。
 . {{attachment:kimono03.png}}
着色し、袖口の内側を描きます。
 . 手に隠れている部分も予想して描きます。
 . 先に描いた部分との境目は、すこし重なるように描きます。
 . 重なる部分は適当に描いてよい。
 . {{attachment:kimono04.png}}
着色し、「背面に送る」
とこのようになります。
 . {{attachment:kimono05.png}}
袖を描きます。
 . 帯などより手前になっている部分だけを描きました。
 . 上の部分とつながっているように見せるために、上側は閉じていない曲線にしてあります。
 . {{attachment:kimono06.png}}
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=== 帯を描く ===
帯は前側と後ろ側の2つに分けて描きました。
 . 境目の部分は、重なるように描きます。
 . {{attachment:kimono07.png}}
着色し、背面に送るとこのようになります。
 . {{attachment:kimono08.png}}
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=== 残りの部分を描く ===
同様にして、着物の残りの部分を描きます。
 . {{attachment:kimono09.png}}
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=== 確認 ===
顔レイヤーを表示して、全体を確認します。

 . {{attachment:kimono10.png}}