== 数学関数と定数 == 利用できる数学的関数と定数のうち主なものを示します。 定数はその名前を記述することで値を参照できます。 関数を使うには、関数名の後ろに引数を括弧でくくって書きます。 ---- === 定数 === Math.PI . 円周率の値 ( PI は大文字のピー、アイです ) {{{ js> Math.PI 3.141592653589793 }}} Math.E . 自然対数の底の値 {{{ js> Math.E 2.718281828459045 }}} ---- === 関数 === Math.abs() . 絶対値 {{{ js> Math.abs(-5) 5 }}} Math.round() . 四捨五入 {{{ js> Math.round(2.4) 2 js> Math.round(2.5) 3 }}} Math.floor() . その値以下で一番近い整数 {{{ js> Math.floor(2.3) 2 js> Math.floor(-2.3) -3 js> Math.floor(2) 2 }}} Math.ceil() . その値以上で一番近い整数 {{{ js> Math.ceil(2.3) 3 js> Math.ceil(-2.3) -2 js> Math.ceil(2) 2 }}} Math.sqrt() . 平方根 {{{ js> Math.sqrt(2) 1.4142135623730951 }}} Math.pow() . べき乗 {{{ js> Math.pow(3, 2) 9 }}} 指数、対数、三角関数もあります。 三角関数の角度の単位はラジアンです。 対数:: Math.log(x) 指数:: Math.exp(x) 正弦:: Math.sin(x) 余弦:: Math.cos(x) 正接:: Math.tan(x) 逆正弦:: Math.asin(x) 逆余弦:: Math.acos(x) 逆正接:: Math.atan(x) 乱数:: Math.random(x) ---- === 長い名前 === '''オブジェクト指向'''のプログラム言語では Math.sqrt のような間にピリオドがある長い名前が使われます。 苗字と名前をピリオドを挟んでつないで書いたように見えます。 全体で1つの名前ですから、ピリオドの前後にも空白を入れてはいけません。 上で述べた定数や関数など数値に関する処理の集まりに Math という名前をつけて、'''クラス'''という考えで管理しています。 クラスの名前は先頭が大文字になっています。