== 押し出す == 曲線から立体を作る方法の1つです。 * 描いた曲線を断面の形とする立体を作る機能です。 * 両端に穴が開いた形になります。 {{attachment:sofa03.png}} * 曲線で星型を描き、描いた線と垂直方向に押し出すと図のような立体ができます。 * 断面の向きと押し出す向きの関係に注意が必要です。 * 矢印が押し出す方向です。 ---- === 座標軸 === Art of Illusion では右手系の座標系を使います。 X軸が左右方向、Y軸が上下方向、Z軸が前後方向で、矢印の方向が+です。 * 親指、人差し指、中指をお互いに直角になるようにのばし、順にX軸、Y軸、Z軸に対応づけます。 . 右手で行うと図の対応になります。 {{attachment:edit01.png}} ---- === 作成手順 === (1)断面の形を曲線で作成します。 断面の形は前、左、上のいずれかの方向から描いてください。 斜め方向から描かないこと。 (2)曲線を選択します。 (3)ツールメニューより「押し出す」を選び、パラメータを指定します。 {{attachment:sofa04.png}} * 押し出す方向: Extrude Direction をX,Y,Zから選びます。 . 断面に垂直な方向を選んでください。 . 前から描いたときはZ、左から描いたときはX、上から描いたときはYです。 * 押し出す量:Distance 数値で指定します。 * 分割数:Number of Segments . 押し出しで出来た立体を、その方向にいくつに分割しておくかを指定します。 . あとで編集するつもりのときは形状に応じた数にします。 . そのままの形で使うなら1のままでよい。 (4)ウインドウ右下のプレビュー表示で確認し、OKをクリックします。 ---- === 曲線方向に押し出す === 2つの曲線を描いておき、一方の曲線をもうひとつの曲線に沿って押し出すこともできます。 (1)曲線を2本描いておきます。 2本は別の方向から描くこと。 (2)2本の曲線を選択します。 (3)ツールメニューより「押し出す」を選び、パラメータを指定します。 * Curve にチェックを入れ、その右の選択項目と、Object to Extrude の選択項目で曲線を選びます。 . 最初はCurveの右の選択項目が現れないかもしれません。Object to Extrudeの選択を行うと現れます。 * どちらにどの曲線を指定するかで形が変わるので、プレビューで確認します。 * Orientation Follows Curve にチェックが入っていると、押し出しの向きに沿って押し出す図形の向きが調整されます。 . チェックが無いときは、もとの向きを変えないで押し出します。 {{attachment:extrude2.jpg}} (4)OKをクリックします。