== 家のペーパークラフト(2) == 家のペーパークラフトを作ります。 家の形は * 1階建て * 平面図は長方形が2つつながった形 * 屋根は寄棟 全体の手順は 1. 平面図の形を描く 1. 壁を作図する 1. 屋根のパーツを作図する 1. サイズを決め、用紙に配置する 1. 着色、玄関や窓などを書き込む このページでは、屋根のパーツの作図を説明しています。 . 先に決めた、平面図の形に合わせて作成します。 概要を[[家のペーパークラフト]]で確認し、平面図を決めてから始めましょう。 ---- === 屋根の外形 === 屋根の端は壁より少し外側になります。 . {{attachment:ie20.png}} どの方向にも同じだけ出ているようにするため、 正方形を1つ描き、それをコピーしてそれぞれの角にスナップで配置します。 正方形はctrlを押しながら、縦横の長さが等しくなるように描くこと。 . {{attachment:ie21.png}} 次に、配置した正方形の外側に沿った形を描きます。 スナップをつかって角をつなぐように描きます。 . {{attachment:ie22.png}} これが屋根全体を上からみた形です。 . {{attachment:ie23.png}} ---- === 軒下部分 === 軒下部分は水平にでっぱる形にします。 茶色で示した部分です。 . 内側は壁に接します . 外側は屋根の端につきます . {{attachment:ie24.png}} 作図するには 先に配置した正方形をパスに変換し、 2つの角を反対の端に移動してスナップすれば簡単にできます。 横方向のパーツ . {{attachment:ie25.png}} 縦方向のパーツ . {{attachment:ie26.png}} 角では横のパーツと縦のパーツが重なります。 貼りあわせて固定する考えです。 ---- === 屋根を面に分ける === 屋根はいくつかの面が組み合わされてできています。 まず、真上から見た形の作図をします。 屋根の形のそれぞれの角から45度の線を引きます。 ペンツールでctrlキーを押しながらクリックすると45度の線が描けます。 角に合わせるにはスナップを使います。 この例では6つ角があるので、6本描きました。 長さは他の線と交わる程度でよい。 . {{attachment:ie27.png}} 斜めの線どうしの交点をみつけ、そこから水平線を引きます。 (家の形によっては垂直線を描く場合もあります) 水平線もペンツールでctrlキーを押しながらクリックです。 交点にスナップするように指定して行います。 . {{attachment:ie28.png}} ---- === 屋根の面を描く === 屋根を構成する面は、上で作図した交点や角を通る多角形です。 交点や頂点にスナップするように指定し、 ペンツールで順にクリックして作図します。 左右の三角形のパーツを作図しました。 . {{attachment:ie29.png}} 手前側の2つのパーツは、このように描けます。 . {{attachment:ie30.png}} 残りのパーツを描きました。 . {{attachment:ie31.png}} ---- === 立体化 === 屋根(のパーツ1つ)を真横から見た形を示します。 . 左端が屋根の端 . 右側が屋根のてっぺん . {{attachment:ie32.png}} 屋根の部品は斜めの部分 b の長さに合わせて作成する必要があります。 真上から見た形を作図したので、対応する部分の長さは a になっています。 屋根の部品をこの方向に a対b の比率で拡大して作ります。 作例では 120% 拡大としました。 他の値でもよいが、一定にすること。 拡大率を大きくするととんがり屋根になります。 数値で指定して拡大縮小するには . 「オブジェクト」メニューから「変形」を選び . そのなかの「拡大縮小」タブを使います . {{attachment:ie33.png}} 前後方向に流れる部分が3つあります。 . {{attachment:ie34.png}} この部品は . 幅 100% . 高さ 120% で拡大します。 . {{attachment:ie35.png}} 対応する軒下の部品を配置しておきます。 . {{attachment:ie36.png}} この3つの部品は左右方向に流れる部分です。 . {{attachment:ie37.png}} この部品は . 幅 120% . 高さ 100% で拡大します。 . {{attachment:ie38.png}} 対応する軒下の部品を配置します。 . {{attachment:ie39.png}} 屋根の部品ができました。