基本データ型
Javaのデータはプリミティブとオブジェクトの2種類に大きく分けられます。
プリミティブ
- 基本データ型のことをプリミティブといい次の8つがあります。
byte
1バイト整数
short
2バイト整数
int
4バイト整数
long
8バイト整数
float
4バイト浮動小数点
double
8バイト浮動小数点
char
Unicode文字
boolean
真偽値
オブジェクト
プリミティブ以外のデータはすべてオブジェクトです。
オブジェクトには配列型とクラス型があります。
変数
変数を使うには、その型と名前を宣言しなければならない。
型は基本型または配列またはクラスである。
変数の値
変数は値を保持することができる。 ただし、プリミティブとオブジェクトで保持のされ方が異なる。
プリミティブの値は、変数の対応する場所に直接保持されます。 変数の場所を四角で表すと図のようになる。
例
次の図は変数suuが値103.75を保持していることを表している。
オブジェクトの場合データは別の場所に作られ、変数はオブジェクトを参照する。 実際の値はオブジェクト内にある。
Cとの違い
- 基本データ型のバイト数は処理系によらず決まっています。
- 数値の型変換
- 計算式の中で型が混在した場合、 byte → short → int → long → float → double の方向にのみ変換が行われます。
例
int i; i = 1.25 * 3 * 4;
- 代入文の右辺に 1.25 があるため 3 や 4 は double に変換して計算されます。
その後 int に変換して i に代入しようとしています。 Cではこれで動作しますが、Javaではエラーとなります。
- charは16ビットです。
- booleanと整数の相互変換はできません。次のような書き方も間違いです。
int k; ... while ( k ) { ... }