welcome: please sign in
location: "処理系の使い方"の差分
10と26のリビジョン間の差分 (その間の編集: 16回)
2008-10-01 00:03:07時点のリビジョン10
サイズ: 2423
編集者: masahiko
コメント:
2009-09-19 12:08:30時点のリビジョン26
サイズ: 3898
編集者: masahiko
コメント:
削除された箇所はこのように表示されます。 追加された箇所はこのように表示されます。
行 3: 行 3:
=== ソースプログラム ===
 . ソースプログラムはエディタを使って作成します。
 . '''ファイル名のつけ方'''に決まりがあります。
 . Javaプログラムはクラスを定義するものです。
 {{{#!java
 public class Lesson1 {
  public static void main(String[] args) {
   ...
   ...
  }
 }
 }}}
 . この例は Lesson1 というクラスを定義しています。
 . クラス名の'''1文字目'''は大文字でつけます。
 . ファイル名はクラス名の後に .java をつけたものにすること。
 . クラス名が Lesson1 のときファイル名は Lesson1.java になります。
行 4: 行 20:
=== エディタの使い方 ===

 ソースプログラムはエディタを使って作成します。

 '''ファイル名のつけ方'''に決まりがあるので注意。

 Javaのプログラムは'''Unicode'''で記述するのが標準です。
 Windows上だけでしか使わないのならSJISで記述してもかまいません。

=== コンパイラの使い方 ===

 ソースプログラムをコンパイルし、バイトコードを作成するには次のコマンドを使います。
=== コンパイル ===
 . ソースプログラムをコンパイルし、バイトコードを作成するには次のコマンドを使います。
行 17: 行 23:
 > javac filename.java  > javac Filename.java
行 19: 行 25:
 ソースプログラムfilename.javaがコンパイルされクラスファイルfilename.classが作られます。

===
JVMの使い方 ===

 バイトコードを実行するには、次のコマンドを使います。
{{{
 >
java classname
 
}}}
 ファイルclassname.class内のmainメソッドがJVM上で実行されます。
 . ソースプログラム Filename.java がコンパイルされクラスファイル Filename.class が作られます。
 . {{attachment:java11.png}}
行 30: 行 29:
=== 別の環境(OS)でコンパイルする ===
 ソースプログラムがUnicodeで記述してあれば、コンパイル方法も上記と同じです。
=== 実行 ===
 . 実行は仮想機械(JVM)上で行います。
 . コマンド
 {{{
 > java クラス名
 }}}
 . を入力するとJVM上で、指定クラスのmainメソッドが実行されます。
 . {{attachment:java12.png}}
行 33: 行 38:
 SJISで記述したプログラムを別のOS上でコンパイルするときには  . Lesson1.java をコンパイルしてできた Lesson1.class (内のmain)を実行するには
 {{{
 > java Lesson1
 }}}
 . と入力します。
----
=== 別の環境(OS)で利用する ===
'''実行'''
  実行したいOS上にJVMが存在すれば、クラスファイルをコピーするだけで、修正なく同様に実行できます。
 . Windows上でコンパイルして実行する、Linux上でコンパイルして実行するのはあたりまえ。
 . Windows上でコンパイルしてLinux上で実行することも可能です。
 . Linux上でコンパイルしてWindows上で実行することも可能です。

'''コンパイル'''
  別のOS上で作成されたソースプログラムをコンパイルするときは文字コードの扱いに注意が必要です。
 . OSの標準とは異なる文字コードで記述されたプログラムをコンパイルするときは -encoding オプションで文字コードを指定します。
 . SJISで記述したプログラムを別のOS上でコンパイルするときには
行 37: 行 58:
 のように、記述した文字コードを指定する必要があります。  . のようにします。
行 39: 行 60:
=== 別の環境(OS)で実行する ===
 実行したいOS上にJVMが存在すれば、クラスファイルをコピーするだけで、修正なく同様に実行できます。
----
=== コマンドオプション ===
行 42: 行 63:
 javac java どちらのコマンドにもオプションを指定することができます。
 . 使えるオプションは
 {{{
 > javac -help
 }}}
 {{{
 > java -help
 }}}
 . で調べられます。
 . バージョンを調べるには
 {{{
 > javac -version
 > java -version
 }}}
 . とします。
行 55: 行 91:
=== Java と Javascript ===
 この2つはまったく別のものです。

----
行 64: 行 96:
[[attachment:junbi.bat]] コンパイルと実行の手順

 1. コマンドプロンプトを起動する。
 1. 指定フォルダフォルダに移動する。
 1. コンパイルする。
 1. 実行する。

 {{{
 z:\> cd proA
 z:\proA> javac Sample.java
 z:\proA> java Sample
 }}}

処理系の使い方

ソースプログラム

  • ソースプログラムはエディタを使って作成します。
  • ファイル名のつけ方に決まりがあります。

  • Javaプログラムはクラスを定義するものです。
       1  public class Lesson1 {
       2         public static void main(String[] args) {
       3                 ...
       4                 ...
       5         }
       6  }
    
  • この例は Lesson1 というクラスを定義しています。
  • クラス名の1文字目は大文字でつけます。

  • ファイル名はクラス名の後に .java をつけたものにすること。
  • クラス名が Lesson1 のときファイル名は Lesson1.java になります。


コンパイル

  • ソースプログラムをコンパイルし、バイトコードを作成するには次のコマンドを使います。
     > javac Filename.java
  • ソースプログラム Filename.java がコンパイルされクラスファイル Filename.class が作られます。
  • java11.png


実行

  • 実行は仮想機械(JVM)上で行います。
  • コマンド
     > java クラス名
  • を入力するとJVM上で、指定クラスのmainメソッドが実行されます。
  • java12.png

  • Lesson1.java をコンパイルしてできた Lesson1.class (内のmain)を実行するには
     > java Lesson1
  • と入力します。


別の環境(OS)で利用する

実行

  • 実行したいOS上にJVMが存在すれば、クラスファイルをコピーするだけで、修正なく同様に実行できます。
  • Windows上でコンパイルして実行する、Linux上でコンパイルして実行するのはあたりまえ。
  • Windows上でコンパイルしてLinux上で実行することも可能です。
  • Linux上でコンパイルしてWindows上で実行することも可能です。

コンパイル

  • 別のOS上で作成されたソースプログラムをコンパイルするときは文字コードの扱いに注意が必要です。
  • OSの標準とは異なる文字コードで記述されたプログラムをコンパイルするときは -encoding オプションで文字コードを指定します。
  • SJISで記述したプログラムを別のOS上でコンパイルするときには
     > javac -encoding SJIS filename.java
  • のようにします。


コマンドオプション

  • javac java どちらのコマンドにもオプションを指定することができます。
  • 使えるオプションは
     > javac -help
     > java -help
  • で調べられます。
  • バージョンを調べるには
     > javac -version
     > java -version
  • とします。


Javaのバージョン

  • Javaのバージョンと処理系のバージョン表記に違いがあるので注意してください。

    Javaのバージョン

    処理系のバージョン

    Java

    Java 1.02

    Java 1.1

    Java2

    Java 1.2

    Java 1.3

    Java 1.4

    Java5

    Java 1.5

    Java 1.6


実習室での注意

  • 指定ドライブにフォルダを作成し、そのフォルダ内にここで使う.javaファイルや.classファイルなどを置きましょう。
  • フォルダ名は直接入力で入力できる文字で付けること。
  • 上の使い方の説明で>の記号はプロンプトを表しています。実際にはドライブ名、フォルダ名などが表示されます。

コンパイルと実行の手順

  1. コマンドプロンプトを起動する。
  2. 指定フォルダフォルダに移動する。
  3. コンパイルする。
  4. 実行する。
     z:\> cd proA
     z:\proA> javac Sample.java
     z:\proA> java Sample

処理系の使い方 (最終更新日時 2011-09-16 01:04:44 更新者 masahiko)