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行 15: 行 15:
=== メソッドの定義 ===
行 22: 行 23:
   System.out.printf("%s \\%d %dml\n", namae, kakaku, yoryo );    System.out.printf("%s \\%d %dml\n", this.namae, this.kakaku, this.yoryo );
行 41: 行 42:
 . 内容は  . 内容は3つの値を表示するものです。
行 43: 行 44:
 System.out.printf("%s \\%d %dml\n", namae, kakaku, yoryo );  System.out.printf("%s \\%d %dml\n", this.namae, this.kakaku, this.yoryo );
行 45: 行 46:
 . namae, kakaku, yoryoの3つの変数の値を表示するものです。
----
=== メソッドの使い方 ===
行 61: 行 62:
----
=== メソッドの動作 ===
メソッドが
 インスタンス.メソッド();
として呼び出されると、このときのインスタンスの値が this に対応付けられてから、
メソッド本体が実行されます。
行 62: 行 69:
上の例のmainメソッドでは

メソッド

クラスのもつ機能を定義したものをメソッドといいます。

メソッドはオブジェクトに対する(オブジェクトを利用した)処理を記述したものとも言えます。

Drinkクラスのメソッドを定義してみましょう。

  • [添付]

クラス図には次の3つの機能(メソッド)が書かれています。

  • Drink(...)
  • disp( )
  • zoryo( )

クラス名と同じメソッドはコンストラクタと呼ばれ、別の機能を持ちます。次ページで解説。


メソッドの定義

  •    1  public class Drink extends Item
       2  {
       3         int yoryo;
       4          
       5         void disp()
       6         {
       7                 System.out.printf("%s \\%d %dml\n", this.namae, this.kakaku, this.yoryo );
       8         }
       9  
      10         public static void main(String[] args)
      11         {
      12                 Drink ocha;
      13                 
      14                 ocha = new Drink();
      15                 ocha.namae = "麦茶";
      16                 ocha.kakaku = 120;
      17                 ocha.yoryo = 500;
      18                 ocha.disp();
      19         }
      20  }
    

Drinkクラスのメソッドとして disp を定義しました。

  • 値を返さないので、メソッドの型にはvoidと書きます。
  • 内容は3つの値を表示するものです。
     System.out.printf("%s \\%d %dml\n", this.namae, this.kakaku, this.yoryo );


メソッドの使い方

値を返さないメソッドの使い方は

  • インスタンス.メソッド();

です。

  •    1  ocha.disp();
    

のように、インスタンスとメソッド名をピリオドでつなぎ括弧を書きます。

void(値を返さない)型のメソッドの場合

  • インスタンスxxxに対してメソッドyyy()を行う

のように解釈すればよい。

この場合は「インスタンスochaに対してdisp()を行う」と読めます。


メソッドの動作

メソッドが

  • インスタンス.メソッド();

として呼び出されると、このときのインスタンスの値が this に対応付けられてから、 メソッド本体が実行されます。

上の例のmainメソッドでは メソッドshow()の中ではprintlnが行われています。

ここで参照されているsuitとrankは、呼び出しで指定されたインスタンスaの変数が使われます。


  •    1         void add1()
       2         {
       3                 rank = rank + 1;
       4         }
       5  
       6         public static void main(String[] args)
       7         {
       8                 Card a;         
       9                 a = new Card("ハート", 12);
      10                 a.add1();
      11                 a.show();
      12         }
    

メッソドadd1はrankの値を1増やします。

この例では、aの値は「ハートの13」になります。


値を返すメソッドを記述することもできます。

  •    1         boolean efuda()
       2         {
       3                 return (rank > 10);
       4         }
       5  
       6         public static void main(String[] args)
       7         {
       8                 Card a;
       9                 a = new Card("ハート", 12);
      10                 if (a.efuda())
      11                         System.out.println( "aは絵札" );
      12         }
    


引数をもつメソッドの例です。

  •    1         int sa(Card c)
       2         {
       3                 return (rank - c.rank);
       4         }
       5         
       6         public static void main(String[] args)
       7         {
       8                 Card a, b;              
       9                 a = new Card("ハート", 12);
      10                 b = new Card("スペード", 3);
      11                 System.out.println( "差は" + a.sa(b) );
      12         }
      13  }
    


機能の継承

機能(メソッド)も性質と同様に継承されます。

スーパークラスで定義されたメソッドはサブクラスでも利用できます。

  •    1  public class クラス1
       2  {
       3      void method1()
       4      ...
       5  }
    

クラス1でメソッドmethod1()が定義されている時には、 そのサブクラスでmethod1()が定義されていなくても利用できるということです。

呼び出しが行われたら、スーパークラスで定義されているメソッドが使われます。

スーパークラスで定義されているメソッドと同じ名前のメソッドを サブクラスで再定義することもできます。 この場合サブクラスで定義したメソッドが優先されます。

これをメソッドのオーバーライドといいます。

メソッド (最終更新日時 2011-10-27 05:50:29 更新者 masahiko)