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=== 機能の継承 ===

機能(メソッド)も性質と同様に継承されます。

スーパークラスで定義されたメソッドはサブクラスでも利用できます。
 {{{#!java
 public class クラス1
 {
     void method1()
     ...
 }
 }}}
クラス1でメソッドmethod1()が定義されている時には、
そのサブクラスでmethod1()が定義されていなくても利用できるということです。

呼び出しが行われたら、スーパークラスで定義されているメソッドが使われます。

スーパークラスで定義されているメソッドと同じ名前のメソッドを
サブクラスで再定義することもできます。
この場合サブクラスで定義したメソッドが優先されます。

これをメソッドのオーバーライドといいます。

メソッド

クラスのもつ機能を定義したものをメソッドといいます。

メソッドはオブジェクトに対する(オブジェクトを利用した)処理を記述したものとも言えます。

Cardクラスを例として説明します。


  •    1  public class Card
       2  {
       3         String suit;
       4         int rank;
       5         
       6         Card(String s, int r)
       7         {
       8                 suit = s;
       9                 rank = r;
      10         }
      11  
      12         void show()
      13         {
      14                 System.out.println( suit + " " + rank );
      15         }
      16  
      17         public static void main(String[] args)
      18         {
      19                 Card a, b;
      20                 
      21                 a = new Card("ハート", 12);
      22                 b = new Card("スペード", 3);
      23                 a.show();
      24                 b.show();
      25         }
      26  }
    

このクラスのメソッドとして show が定義されています。 使い方は

  •    1  a.show();
    

のように、インスタンスとメソッド名をピリオドでつなぎ括弧を書きます。

void(値を返さない)型のメソッドの場合

  • インスタンスxxxに対してメソッドyyy()を行う

のように解釈すればよい。

この場合は「インスタンスaに対してshow()を行う」と読めます。

メソッドshow()の中ではprintlnが行われています。

ここで参照されているsuitとrankは、呼び出しで指定されたインスタンスaの変数が使われます。


  •    1         void add1()
       2         {
       3                 rank = rank + 1;
       4         }
       5  
       6         public static void main(String[] args)
       7         {
       8                 Card a;         
       9                 a = new Card("ハート", 12);
      10                 a.add1();
      11                 a.show();
      12         }
    

メッソドadd1はrankの値を1増やします。

この例では、aの値は「ハートの13」になります。


値を返すメソッドを記述することもできます。

  •    1         boolean efuda()
       2         {
       3                 return (rank > 10);
       4         }
       5  
       6         public static void main(String[] args)
       7         {
       8                 Card a;
       9                 a = new Card("ハート", 12);
      10                 if (a.efuda())
      11                         System.out.println( "aは絵札" );
      12         }
    


引数をもつメソッドの例です。

  •    1         int sa(Card c)
       2         {
       3                 return (rank - c.rank);
       4         }
       5         
       6         public static void main(String[] args)
       7         {
       8                 Card a, b;              
       9                 a = new Card("ハート", 12);
      10                 b = new Card("スペード", 3);
      11                 System.out.println( "差は" + a.sa(b) );
      12         }
      13  }
    


機能の継承

機能(メソッド)も性質と同様に継承されます。

スーパークラスで定義されたメソッドはサブクラスでも利用できます。

  •    1  public class クラス1
       2  {
       3      void method1()
       4      ...
       5  }
    

クラス1でメソッドmethod1()が定義されている時には、 そのサブクラスでmethod1()が定義されていなくても利用できるということです。

呼び出しが行われたら、スーパークラスで定義されているメソッドが使われます。

スーパークラスで定義されているメソッドと同じ名前のメソッドを サブクラスで再定義することもできます。 この場合サブクラスで定義したメソッドが優先されます。

これをメソッドのオーバーライドといいます。

メソッド (最終更新日時 2011-10-27 05:50:29 更新者 masahiko)