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2009-04-17 07:00:46時点のリビジョン1
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編集者: masahiko
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2009-04-17 07:11:27時点のリビジョン2
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編集者: masahiko
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ここではソファの作り方を例として、押し出しの考え方と、編集のテクニックを説明しています。

例では、すべての部品を押し出しで作っていますが、その必要はありません。
押し出しが適当な部品は押し出しで作り、管、回転体、基本図形が適当なときはそれを使うほうがよいでしょう。
場合によって使い分けてください。

=== 完成形を思い浮かべて押し出しを行う ===

押し出しで作った部品を編集して形を作るときには、次のことを考えてからはじめます。

1)どの方向に押し出したら作りやすいのか

 . 押し出しでは断面の形は変わりません。
 . 同じ向きで何箇所かの断面を考え、別の方向でも断面を考えてみましょう。
 . 押し出しでは両端に穴が開くので、穴の処理をどうするかも考えます。

2)編集するためには分割数をいくつにしたらよいか

 . 押し出し方向の点の数は分割数+1になります。
 . 端の穴を閉じるためにはそれぞれ1つ余分に分割が必要です。

----
=== ソファの部品の原型を押し出しで作る ===

ソファの「座席」「背もたれ」「ひじ掛け」それぞれの部分について、どの方向に押し出したらできるか考えました。
 . 赤い輪で示したのが断面形状、矢印が押し出す方向です。
 {{attachment:sofa71.png}}

 * 「座席」は断面となる曲線を「左」ビューで描き、X方向に押し出します。
 * 「背もたれ」も断面となる曲線を「左」ビューで描き、X方向に押し出します。
 * 「ひじ掛け」は断面となる曲線を「上」ビューで描き、Y方向に押し出します。
 . いずれも分割数は5としました。

押し出しでできた部品は、見る向きによっては見えないことがあります。
他のビューや斜めから見て確認してください。

上の例では、「座席」と「背もたれ」は「左」ビューでは見えません。「ひじ掛け」は「上」ビューでは見えません。

----
=== ひじ掛けの上の穴を閉じる ===

押し出しで作成した物体には両端に穴があいています。
穴が見えるときは、閉じるための修正をします。

 * 一番上の段の点をすべて選択し、縮小することで穴をふさぎます。
 . 縮小するときは、shiftキーと、ctrlキーを押したままで行うと良いでしょう。
 . 編集画面の4つのビューをうまく使い分けてください。
 {{attachment:sofa72.png}}

=== ひじ掛けの形を整える ===

一番上の段の点を移動したために、2段目の点がある場所の形が少し変わってしまっています。補間計算が行われたためです。

 * 矢印で示した点を移動することで、形を整えます。
 {{attachment:sofa73.png}}
 . 横からみるとこのような形になります。
 {{attachment:sofa74.png}}
 . 次に前から見て、上部がすこし広がっているような形になるよう修正します。
 {{attachment:sofa75.png}}
レンダリングしてみるとこんな形になります。
 {{attachment:sofa76.png}}

=== 背もたれの形を修正する ===

背もたれも両端の穴が見えていますが、完全に閉じなくてもかまいません。
 * 穴が見えなくなる程度に縮小します。
 {{attachment:sofa77.png}}
 . 1列目を縮小したために、2列目に補間の影響がでています。
 . 2列目を移動して形を整えます。
 {{attachment:sofa78.png}}

=== 全体の調整をする ===

全体を見ながら、個々の部品の修正をしましょう。

編集画面で全体を見るには、'''画面'''メニューの'''表示'''で'''シーン全体'''にチェックを入れます。

作例では座席部分が柔らかく見えるように、修正を加えています。
どこをへこませたら座りやすいのか、実物を考えながらつくると良いでしょう。
 {{attachment:sofa79.png}}
ひじ掛け部分のもう一方は「コピー」「反転」して作ります。
「反転」の方法は次回説明します。
今回は片側だけ作成してあればよい。

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=== 左右対称に移動するテクニック ===

 * 左右の対応する点を同じように移動するには、 両方の点を選んで行うとよい。
 * 中心に向かって同じように移動するには拡大縮小を使います。

 . 左右の対応する2点を選択しておき、ctrlキーを押したままで拡大縮小を行うことで移動できます。
 . 拡大すると、右の点は右方向へ、左の点は左方向へ移動されます。
 {{attachment:edit04.png}}

ソファを作る

ここではソファの作り方を例として、押し出しの考え方と、編集のテクニックを説明しています。

例では、すべての部品を押し出しで作っていますが、その必要はありません。 押し出しが適当な部品は押し出しで作り、管、回転体、基本図形が適当なときはそれを使うほうがよいでしょう。 場合によって使い分けてください。

完成形を思い浮かべて押し出しを行う

押し出しで作った部品を編集して形を作るときには、次のことを考えてからはじめます。

1)どの方向に押し出したら作りやすいのか

  • 押し出しでは断面の形は変わりません。
  • 同じ向きで何箇所かの断面を考え、別の方向でも断面を考えてみましょう。
  • 押し出しでは両端に穴が開くので、穴の処理をどうするかも考えます。

2)編集するためには分割数をいくつにしたらよいか

  • 押し出し方向の点の数は分割数+1になります。
  • 端の穴を閉じるためにはそれぞれ1つ余分に分割が必要です。


ソファの部品の原型を押し出しで作る

ソファの「座席」「背もたれ」「ひじ掛け」それぞれの部分について、どの方向に押し出したらできるか考えました。

  • 赤い輪で示したのが断面形状、矢印が押し出す方向です。

    sofa71.png

  • 「座席」は断面となる曲線を「左」ビューで描き、X方向に押し出します。
  • 「背もたれ」も断面となる曲線を「左」ビューで描き、X方向に押し出します。
  • 「ひじ掛け」は断面となる曲線を「上」ビューで描き、Y方向に押し出します。
  • いずれも分割数は5としました。

押し出しでできた部品は、見る向きによっては見えないことがあります。 他のビューや斜めから見て確認してください。

上の例では、「座席」と「背もたれ」は「左」ビューでは見えません。「ひじ掛け」は「上」ビューでは見えません。


ひじ掛けの上の穴を閉じる

押し出しで作成した物体には両端に穴があいています。 穴が見えるときは、閉じるための修正をします。

  • 一番上の段の点をすべて選択し、縮小することで穴をふさぎます。
  • 縮小するときは、shiftキーと、ctrlキーを押したままで行うと良いでしょう。
  • 編集画面の4つのビューをうまく使い分けてください。

    [添付]

ひじ掛けの形を整える

一番上の段の点を移動したために、2段目の点がある場所の形が少し変わってしまっています。補間計算が行われたためです。

  • 矢印で示した点を移動することで、形を整えます。

    [添付]

  • 横からみるとこのような形になります。

    [添付]

  • 次に前から見て、上部がすこし広がっているような形になるよう修正します。

    sofa75.png

レンダリングしてみるとこんな形になります。

  • sofa76.png

背もたれの形を修正する

背もたれも両端の穴が見えていますが、完全に閉じなくてもかまいません。

  • 穴が見えなくなる程度に縮小します。

    sofa77.png

  • 1列目を縮小したために、2列目に補間の影響がでています。
  • 2列目を移動して形を整えます。

    sofa78.png

全体の調整をする

全体を見ながら、個々の部品の修正をしましょう。

編集画面で全体を見るには、画面メニューの表示シーン全体にチェックを入れます。

作例では座席部分が柔らかく見えるように、修正を加えています。 どこをへこませたら座りやすいのか、実物を考えながらつくると良いでしょう。

  • sofa79.png

ひじ掛け部分のもう一方は「コピー」「反転」して作ります。 「反転」の方法は次回説明します。 今回は片側だけ作成してあればよい。


左右対称に移動するテクニック

  • 左右の対応する点を同じように移動するには、 両方の点を選んで行うとよい。
  • 中心に向かって同じように移動するには拡大縮小を使います。
  • 左右の対応する2点を選択しておき、ctrlキーを押したままで拡大縮小を行うことで移動できます。
  • 拡大すると、右の点は右方向へ、左の点は左方向へ移動されます。

    edit04.png

ソファを作る (最終更新日時 2009-04-20 07:02:26 更新者 masahiko)