== アクター == これまでに学んだ方法では、個々の物体を移動したり、向きを変えたり、 大きさや色を変えることはできましたが、 形を変えることはできませんでした。 アクターを使うと物体の形を変えることができます。 アクターを使うとメッシュ形状に自由にポーズを付けられます。 ただし、点の個数を変えることはできません。 また(骨のときと違って)変形は子供に影響しません。 この例では頭と胴体を別々に作成し、胴体をアクターにしてポーズをつけています。 頭や目は親子関係をつけて位置と向きを設定しています。 {{attachment:act21.png}} {{attachment:act22.png}} ---- === メッシュ形状を用意する === アクターの元になる形状は'''メッシュ'''で作成しておきます。 また次に述べる「アクターを作る」、「ポーズを作る」の2つを必ず行ってください。 これを行っていないとその先の作業ができません。 ---- === アクターを作る === アクターを作るにはメッシュ形状に対してポーズトラックを作成します。 手順 . アクターにしたい部品を選択します。1つのメッシュで作られた部品に限ります。 . 「アニメーション」メニューより 「トラックを追加」の中の「ポーズ」を選びます。 ポーズトラックを作る前に "○○" をアクターに変換します。<
> 変換後は点の追加や削除はできません。それでも実行しますか? . というメッセージが表示されます。Yesをクリックすると作成されます。 以上でPoseトラックが追加され、メッシュがアクターに変換されます。 ---- === ポーズを作る === ポーズを作るためにはキーフレームが必要です。 1) 0フレーム目にキーフレームを作成します。 0フレーム目でなくてもかまいませんが、動きを付ける前の時間にしておくのがよいでしょう。 2) 作成したキーフレーム <> をダブルクリックします。 3)に示すようなウインドウが開きます。 左側にポーズのリストが表示されます(最初はDefault Poseしかありません)。 その下や右にボタンが並んでいます。 3) Default Pose を選択し「複製」をクリックします。 {{attachment:act11.png}} 4) 「新しいポーズの名前」というウインドウが開くので 名前を入力し「了解」をクリックします。 5) Gestureウインドウで編集します。 メッシュ形状を編集するときの画面と同じです。 形を編集し「OK」を押します。 ポーズトラックのキーフレーム編集画面に戻ります。 Default Pose の次に作成したポーズの名前が追加されています。 {{attachment:act12.png}} 3)〜5)を繰り返すことでポーズいくつも作ることができます。 6) ポーズの作成を終わる 「OK」をクリックし、ポーズの作成を終わります。 キャンセルを選ぶとポーズの作成もキャンセルされるので注意してください。