時計を作る

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課題

作品4は自由課題とする。

これまでに作成したものを使ってもよい。 ただし、新しく2つ以上の物体を作成すること。
全体の構成について考えること。

新しい機能を少しと、応用について説明します。
今回は時計の作り方です。

時計の構成

時計は前面のガラス、文字盤、外側の枠の3つの部分に分けられます。
ガラスと枠の形は、演算を使って作成しています。
文字盤で使う文字を作る方法も以下で説明します。
針など他の部品はこれまでと同様の方法で作りました。

文字盤

文字盤から作りはじめます。正面向きに作りましょう。
好みの形の薄い板に針を配置します。
針は形により作り方も異なります。

文字の作り方。
メニューより「ツール」→「スクリプト」→「Text」を選びます。
右に示すウインドウで、 1)文字の形状、 2)フォント、 3)作成する文字 を指定します。
フォントによってはうまくできないかもしれません。 大きさや向きの指定はできません。
3軸を示すだけの物体(Null)を親として作成されます。 これを使ってまとめて拡大縮小やZ軸方向の移動を行うと良い。

演算

前面のガラスは球の一部を薄く切った形をしています。 薄い板を丸く切ったようにも考えられます。
演算の機能を使って作ります。
演算は2つの基本形状(または演算結果)に対してだけ行えます。
2つの物体を図のように配置し、2つを選択した状態で メニューより「ツール」→「演算」を選びます。
表示されるウインドウでは演算を4つのうちから選択できます。 形を確認してOKを押します。
演算結果の形の拡大縮小がうまくできないかもしれません。 その場合はダブルクリックして編集画面で修正してください。

屈折の計算

作例では前面のガラスは透明なだけでなく、 光の屈折が計算されており、それらしく見えています。
屈折の計算の指定は材質で行います。
1)テクスチャの指定はこれまで同様です。 透明度をかなり高めにしても良いでしょう。 反射率や光沢の調整をわすれないように。
2)材質を作成し、材質の指定を行います。 方法はテクスチャとほぼ同じです。
材質にも多くの項目がありますが、屈折率だけ指定すればよい。
ガラスの屈折率は1.3位です。
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